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週刊ゴルフダイジェスト 12/23号
2003年更新
用品メーカーの新モデル発表サイクルの
短期間化に複合素材ヘッド登場も拍車
 先週、SRIスポーツの主力クラブのゼクシオが2年ぶりにモデルチェンジ、来年1月に発売されることが発表された。ユーザー間では「ようやく」の感がありそうだが、実際、このところ各社の主力クラブのモデルチェンジのサイクルが短くなっており、実はゼクシオの息の長さは異例のケースのようだ。

「たしかに以前は、主力クラブは18~24か月を基本サイクルに販売されていましたが、最近はヒットしないと見切られた場合には、早々に8~12カ月で一新されることもあります」と現状を語るのは、用品業界に詳しい片山哲郎氏だ。

 同氏によれば、その先駆けは00年4月に前モデルのERCが発売された同じ10月に発表されたキャロウェイのERCIIだと指摘する。それまで主力商品は2年ごと、春のシーズンを前に1~3月に発表されるのが一般的だった。ところが、時期を前倒しして販売されたERCIIが話題を集め、店頭を席巻、需要を先取りするという------いわゆる新商品効果によって大ヒットして以来、各社新製品の発売時期が徐々に早まりだした。そして、それにより年明け発売という従来の常識がなし崩し的になくなり、開発時期と販売体制が整えば、季節に関係なく、ユーザーの目を引くと判断されたときに売られるようになったのだ。

 それに加え、今年はトレンドになった複合素材ヘッドの大型商品の相継ぐ発売で、発売サイクルの早さが一層目を引く結果に。1月のPRGR「デュオ」に始まり、4月のミズノ「インテージ」、5月のヨネックス「サイバースターパワーブリッド」、そしてこの秋のブリヂストン「シナジー」、キャロウェイ「ERC+フュージョン」と続き、各社のイチオシ商品が店頭を賑わした。

「また、どのメーカーもブランドごとに発売時期やサイクルをずらし、それぞれが注目を集めるように売り出しているので、さらに発売サイクルが短くなったイメージが持たれたのでしょう」(前出・片山氏)

 発売時期の前倒しとサイクルの短さは、米国市場でも同じ。従来の2年ごとのモデルチェンジが、今や毎年行われているようだ。

 ただし、こうした短期間の発売サイクルは両刃の剣で、新製品効果が期待できる半面、買控え、在庫調整の難しさなど大きな副作用もある。他社の動きを尻目に、ゼクシオの2年サイクルを死守したSRIスポーツも、「今後も、お客さんに『もう新しいのが出たの?』というイメージを持たれることは避けたい」(広報部・藤田英明氏)と語る。

 そのため米国では今後徐々に発売サイクルが長くなる可能性もあると、ショップ、ミニボックスの松本秀樹社長は予測する。

「買い控えの影響が大きくなり、実は毎年年初に新製品を発売してきたスコティ・キャメロンが、来年の6月まで出さないことを発表しています。この動きに追随するメーカーが現われる可能性はありますね」

 今年とみに目立った新製品ラッシュ。さて来年はどうなる?

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