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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 6/3号
2003年更新
日東興業系ゴルフ場を手始めに国内最大の
運営会社となるアコーディア・ゴルフとは?
 外資系企業の買収、運営が進む日本のゴルフ場業界だが、7月中旬、いよいよ国内最大クラスの31コースを展開する外資系運営会社が始動する。浜野GCを除く日東興業系列29コースと、会社更生中の石岡GC、レイクフォレストGCを運営する(株)アコーディア・ゴルフがそれだ。来年早々にもスポーツ振興系列を含め6余コース近くを支配下に収める同社とは、一体どのような会社なのか?

(株)アコ-ディア・ゴルフは、日東興業のスポンサーとなった、外資系銀行業務を中心とするゴールドマンサックスグループ(以下GS)の100パーセント子会社だ。和議から民事再生対象会社へと変わった日東興業だが、同社は施設保有会社として今後も残るが、債務の支払い、および系列コースの運営を行う会社として、このたびアコーディア・ゴルフが誕生したというわけだ。そのため、同社の竹生道臣CEO(最高経営責任者)、鎌田隆介COO(最高執行責任者兼社長)は、ともに日東興業OB。竹生CEOは日東系列の海外の複数コースで支配人を務めた後、98年からはロサンゼルスのリヴィエラCC副社長兼総支配人を勤めた人物。鎌田COOは民事再生申請時、日東興業他系列12社の社長だった人物だ。さらに135名の従業員のうち、日東興業から移った従業員も多く、いわばGSをスポンサーとして日東興業がリニューアルしたかのようでもある。竹生CEOを直撃した。

------初年度の売り上げ、入場者数の目標は?

「売り上げ目標は200億円、入場者数150万人を見込んでいます。売り上げよりもまずは、入場者を増やすことに主眼を置きたい。スポーツの原点に戻り、もっとカジュアルに楽しいゴルフを創出することで、ゴルフに縁のなかった人たちに目を向けてもらうのが最重要課題です」

------米国方式を目指す?

「一概にそういうわけではないけど、海外在任時代の私個人の経験を活かし、少し歪んでしまった日本のゴルフを原点に戻したいということ。たとえば米国ではビギナーをゴルフに親しませる目的で、9ホールをすべてティアップしてプレーしたり、バンカーからはすべて手で出してもいいという遊び方もありますし、日本で主流になっている短パンのときのハイソックス着用というのも少し違う気がします。どちらに共通するのも『カジュアルでいいのでは』ということで、もちろん会員の権利を侵害しない範囲内での話だが、その辺を刺激すればもっとゴルフに親しむ人が増えるはずです」

------具体的な方法としては?

「私は(会社更生中の)スポーツ振興グループの事業管財人をしており、すでにいくつかのコースでは、早朝のスルー、昼食をはさむ通常プレー、午後からのスルーといった、時間制で、シニアや夜の商売の方々など、いろんな層の需要を掘り起こしています。近い将来、60余コース近くを展開するというのは、すでに会社更生中のスポーツ振興系列26コースが、来年3月予定の更生計画認可を待って、スポンサーであるGSのもと弊社の運営になることが決定しているからで、近い将来、100コースの運営を視野に入れています」

------コース名は『アコーディア』に統一されるのか?

「コース名は従来通りだが、看板やキャディの制服などにはアコーディアという新しいブランドイメージを展開、生まれ変わったという印象を打ち出していく予定。キャディの制服ひとつとっても、また食堂の運営、コース管理費など規模が大きくなるほどスケールメリットは大きくなる。また、サービス面でもスタンプラリー、マイレージ的な利用度による特典、他コースとの連携なども可能です。18ホールでは年間最大で8万8000人の集客が可能と考えられますが、我々の目標は、その50数パーセントでしかない。空いている時間と空間を、効率的に利用するのが運営会社としての使命だと思います。日東系列のコースは和議、民事再生対象会社でありながらメンテナンスには十分な費用をかけてきた。スポーツ振興系列については、もっとかけるべきと考えていますが、結果としてコースが良くなるのは、何より会員の利益にもなるのではないでしょうか」

*


 外資といえば、とかく安く買い叩いて転売してしまうのでは、といった不安を抱く人も多いだろう。しかし、すでに60コース近くを事実上手中に収め、いずれは100コースを視野に入れるアコーディア・ゴルフ。それだけに腰を据えて、日本における「新たなゴルフ文化」を創造しようという気概は感じられた。同社のコースがどう変わっていくのか? その規模から日本のゴルフ界に大きな影響力を与えるだけに注目したい。

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