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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 9/3号
2002年更新
海老原、10打差の今季3勝目で賞金王見えた
日本勢が大活躍の欧州シニアツアーとは?
 全英シニアオープンで須貝昇が優勝した翌週、デビアシニアプロ選手権で海老原清治(53)が今季3勝目を達成。欧州シニアツアーにジャパン旋風を巻き起こしている。

 海老原の優勝は2位に何と10打差をつけての圧勝だった。同ツアーでは97年のトミー・ホートンの9打差での優勝が記録だったが、海老原の“10打差優勝”はこれを抜いた新記録。また、初日の16番から57ホール連続ノーボギーの4日間トータル267、通算21アンダーは同ツアーの72ホールでの最小ストローク記録となった。

「10打差で勝ったのも、21アンダーで勝ったのも初めて。自分でもびっくりしています。(59歳の)青木さんが今年アメリカで勝ったことや、前週の須貝さんの優勝も刺激になっている」と喜びを語る海老原は、今年すでにAIBアイルランドシニアオープン、ウエールズシニアオープンでも優勝しており、同ツアーにおける4人目の年間3勝達成者となった。優勝賞金5万2733ユーロ(約617万円)を加えた海老原の現在の獲得賞金総額25万4586ユーロは、2位に12万ユーロ以上の大差。海老原の今季の賞金王タイトル獲得はかなり濃厚である。

 それにしても、青木、須貝、海老原と日本のシニア勢の活躍が目覚しい。

「この年でも成長してるなって正直自分でも感じています。技術的な面でもそうですが、日本と違ってこちら(欧州)ではホテルの予約からタクシーの予約まで何でも自分で計画的にやらなくてはいけない。そういった気持ちがゴルフにもいい影響を与えていると思う」と海老原は自己分析。

 転戦生活には苦労が伴うものの、勝ち続けの海老原の現地での人気は確実に高まっているようで、本人も満足気だ。

「サインする回数も多くなったし、選手も声をかけてくれるようになった。全英シニアオープンの掛け率ではワトソンが一番人気でしたが、僕は4番目だったそうです。それだけ知名度も上がってきたんだと思います」

 ところで、昨年から今年にかけての海老原らの活躍で一躍脚光を浴び始めた欧州シニアツアーだが、日本ではその実態がほとんど知られていない。

 まず、ツアー発足は92年。発足当初は年間10試合で年間賞金総額は83万3000ユーロだったが、発足10年目を迎えた昨年は22試合、年間賞金総額650万ユーロに膨れ上がった。欧州シニアツアーPR担当者によれば「3月から10月までで今季は18試合の開催だが、11月から始まる来季はシンガポールでの試合開催も加わり、今後は試合数も賞金額も増える見通し」とのこと。

 1試合の優勝賞金は2万3551ユーロと少ない試合もあるが、須貝が優勝した全英シニアオープンは12万2785ユーロ、海老原が2勝目を挙げたウエールズシニアオープンは11万6007ユーロとバラつきが大きい。Qスクールは毎年11月で、上位8名にフルシード、続く8名に条件付きシードが与えられる。こうしたシステムは米シニアツアーとほぼ同じだが、賞金額や試合数といった規模から見れば、まだまだ米シニアツアーにはかなわない。

 しかし、現在の欧州シニアツアー出場者を見ると、トニー・ジャクリンなど欧州の名選手もいる一方で、ボブ・チャールズ(ニュージーランド)、ブライアン・ジョーンズ(豪)といった米欧両シニアツアー掛け持ち組もおり、日本の滝安史もドラゴン・タキの名前で参戦中。顔ぶれは案外多彩である。

「僕は米シニアのQスクールに落ちて欧州シニアに行ったという経緯がある。OBの白杭や池が苦手なので、それらがない欧州のコースのほうがのびのびとゴルフできる。でも、選手たちからはアメリカのシニアに来ないかと誘われます。もし今年、賞金王が獲れたら、米シニア(Qスクール)の最終予選から出られるのでやってみようと思ってます」と海老原。来年は是非、米シニアツアーにもジャパン旋風を巻き起こしてほしいものだ。

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