週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 11/5
2013/10/29更新

10年に一度の巨大台風26号
ゴルフ場へ影響は?

 台風の多い今年。先週の台風26号は、ゴルフ場にも被害をもたらした。

 甚大な被害に遭った伊豆大島。大島GCの金井大介支配人によると「豪雨は壊滅的な被害が伝えられている元町地区に集中し、ゴルフ場のある北部の被害は少なくすみました。すでにゴルフ場自体は営業をできるまで復旧しましたが、生活インフラの復旧や本土との交通、そして顧客である島民の安否が不明な方もいるので、正常営業がいつできるかは未定です」という。  

 本州で被害が大きかったのが千葉県。特に利根川周辺のゴルフ場は、台風の被害に悩まされた。東我孫子CCは、9月14日の新クラブハウス完成のグランドオープンの2日後に台風18号による冠水で休業に。10月から営業再開をした矢先の巨大台風26号だった。「今回は東コースの一部が冠水しましたが、休業は16、17日の2日間だけでした。水源地に大雨が降らなかったのが幸いしました。でも低地にある西コースだけは18号の時の泥の排除がいまだに終わらず、10月いっぱいは閉鎖です」と近野和人支配人。

 多くのゴルフ場を抱えるPGMでは「グループの129コース中、44コース(関東35、東北9)がクローズし、約1億円の損害となりました。ただ、大きな被害があったわけではなく、気象庁の事前の警報を受けてキャンセルが多数出たことと、安全を考えてのクローズです。冠水などは河川の2コースだけで既に復旧し、全コース営業を再開しています」(広報)。

 各ゴルフ場の被害が抑えられたのは、大島GCのように「看板類を撤去したり戸板を張ったりを徹底した」(金井支配人)という事前の災害対策や、PGMのように「早急に排水ポンプでの水の汲み上げをした」(広報部)事後処理の迅速さが奏功したようだ。


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