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週刊ゴルフダイジェスト 10/22
2013/10/15更新

プレジデンツカップ、次回は韓国開催
なぜ日本じゃないの?

 今年の大会(米オハイオ州)は幕を閉じたが、実は次回(15年)の開催はすでに韓国と決定している。アジア初なのに日本でなかった。なぜ韓国なのか?

 同カップの次回開催を決めたのは前々回開催地(11年、ロイヤルメルボルンGC=豪州)だった。同カップは米国選抜、欧州以外の世界選抜のホームアンドアウェー方式。次は世界選抜のホーム、アジアが俎上にのり、韓国(仁川)と決定したのだが、同じアジアでもプロツアーの規模も大きく、W杯も2度開催している日本になぜならなかった? という疑問が起こるのも無理はない。ただその11年大会、国際選抜には3人の韓国勢(K・J・チョイ、Y・E・ヤン、キム・キョンテ)が選出、日本は石川遼1人。発言権が弱かったのも事実だ。

「メジャー勝者のY・E・ヤンらの国際舞台での活躍度が高い点が評価されたのでしょう。また開催地(ジャック・ニクラスGCコリア)が仁川空港にアクセス至近。これも魅力的に映ったのかもしれないですね。それに関係者の国際感覚(英語力、社交、ロビー活動など)も日本よりすぐれているようにみえます」とは、韓国ゴルフ事情に精通しているジャーナリストの太刀川正樹氏。韓国情報誌代表のジャーナリスト、慎武宏(ジンムグァン)氏も「TV放映もゴルフならスポンサーがつきやすいという事情も大きいです」と話す。

 実は現在、19年に日本で開催したいというオファーがJGTOに届いているという。しかし、開催経費は十数億円。東京オリンピックの前年に果たしてそれだけのスポンサーがつくかどうか……。


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