週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 7/9
2013/7/2更新

鋭い選手目線。
好評だった丸山の全米解説

 全米オープンでの丸山茂樹のテレビ解説に「良かった」という声が多く上がっている。


ケガで試合からは離れているが、解説は絶好調

 最終日、優勝争いをしていたフィル・ミケルソンが、18番左ラフからスライスでグリーンを狙うショットを打った直後。「ラフからでも、スライスではフライヤーがかかりませんが……」とコメントした丸山。一方、ラウンドレポーターの青木功からは「えっそんな?」と疑義を呈したような声。しかし、丸山の解説が当たり、ミケルソンは30ヤードもショート。フライヤーを当てにしていた彼は、またもやナショナルオープン優勝を逃した。

 ゴルフネットワークで同オープンの解説をしていたタケ小山氏は言う。「フックよりスライスのほうがヘッドをターンさせないぶん、フライヤーがかからないのは確か。ただ、青木さんはミケルソンがレフティだということを一瞬忘れて、フックと勘違いしたのでは? リアクションではそう感じました」

 そのほか、鋭い〝丸山節〟はあちこちに。たとえば、14番のハンター・メイハンのバンカーショット。大きめでエッジからバックスピンで戻ってきてピンそば。しかし、丸山はすかさず「明らかなトップ、結果オーライです」と断言。そのあと、テレビカメラが砂跡をクローズアップしたが、確かに打ち取られた砂は薄かった。

 さらに、優勝したジャスティン・ローズの18番。エッジからのアプローチの際、フェアウェイウッドを使ったことに「長身のローズだからパターのように使えるわけです」とキッパリ。

 3日目、ミケルソンが逆光から左に(ミケルソンはレフティ)プッシュアウトしたとき「逆光では右打ちの人は右に行きやすいんです。まぶしいので早くボールの行方を見ようとして顔が上がるからじゃないでしょうか」と、いわゆる〝サンシャインアゲンスト〟解説も新鮮だった。

 丸山が次は何を聞かせてくれるか楽しみだ。


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