週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 6/25
2013/6/18更新

「事故みたいなもの」
タイガーなんとハーフ44の大叩き

 ジャック・ニクラスがホストを務めるメモリアルトーナメントはタイガー得意中の得意。過去5勝を誇り、今年も連覇がかかっていたのだが、思わぬ落とし穴が……。


こんな日もあるさ!

 全米オープンを前に最後の調整に挑み、メジャーに向けて弾みをつけるはずだったタイガー。だが優勝は堅実なプレーが光るマット・クーチャーで、タイガーは20打差の67位タイとまさかの下位に沈んだ。

 強風の難コンディションとはいえ、やることなすことすべて裏目。バンカーにつかまれば縁ぎりぎりの下り傾斜、ショットを曲げれば障害物が立ちはだかり、頼みのパットも不発とあって、3日目のバック9ではプロ入り後ハーフの自己ワーストを更新する8オーバー44の大叩き。さらにダボだけでなくトリプルボギーを4日間で2個も叩いたのだから驚き。予選カットがある試合では2番目のワースト成績、65位タイ(予選落ちの試合は除く)に甘んじた。

 乱調ぶりに「全米オープンは大丈夫?」と騒がれているが、本人は「ゴルフをやっていればこういうこともある。パットが入らなかったのは明らかだけれど、それ以外(のミス)はまあ、事故みたいなものだね」と落ち着いている。

 ニクラスが持つメジャー最多勝利(18勝)を目指しながら、08年の全米オープンで14勝目を挙げてから5年間も足踏みが続いている。しかし、関係者も「これが彼にとってよいワーニング(警鐘)になったのでは? メジャーにはきっとピークを合わせてきますよ」と本人同様、楽観的だ。

 さらに、コーチのショーン・フォーリーによれば、タイガーは全米オープン会場のメリオンGCで十八番のスティンガーショットを徹底練習したという。「メリオンは距離も短く、タイガーがスティンガーショットで攻めやすい」(フォーリー)と、自信をのぞかせている。

 メモリアルのかたきを全米オープンでとる?


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