週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 5/7-14
2013/4/30更新

オーガスタナショナルが子どもに開放。
来年からイベント

 今年のメジャー第1戦、マスターズは終わったばかりだが、実はその開幕3日前にちょっと変わったイベントが発表された。どうやら“開かれたオーガスタナショナル”をアピールするためのようだが……。

 そのイベントは「ドライブ、チップアンドパット選手権」。7歳~15歳のジュニアたちがドライバーショット、チッピング、パッティング部門でそれぞれ点数をつけ、合計点で優劣を競うというトーナメントである。

「なんだ、余興の類か!」というなかれ。マスターズ委員会、USGA(米国ゴルフ協会)、PGAオブアメリカが公認し、7月から米国内11の地域で予選を開催するという本格的なもの(もちろん日本人も参加できる)。

 さらに驚かされるのは、決勝戦をオーガスタナショナルGCで行うこと。7~15歳を4つの年齢カテゴリーに分け、男女88名が決勝に残り、来年のマスターズ開催前の日曜日、同コースの練習場と18番ホールで優勝を争う。

 マスターズ委員会のチェアマン、ビリー・ペイン氏は「数々の劇的ウィニングを演じてきた最終ホールで、それを子どもたちが実感できたら貴重な体験になるはずです」と話す。

 閉鎖的といわれた同コースも昨年は黒人のライス元国務長官、金融家ダーラ・ムーア氏2人の女性が会員となり、女人禁制の歴史を解いたが、このイベントも“開放”の一環?

「アジアアマ選手権優勝者をマスターズ招待するというのも、開かれたオーガスタをアピールする延長線上にあるのでしょう。日本ではマスターズというと、ゴルフの祭典、ボービー・ジョーンズの伝説が喧伝されて、綺麗なだけのイメージですが、米国国内ではやはり閉鎖的イメージがいまだに強い。今回の子どもたち“招待”もそのイメージを破りたい姿勢が見えます」(米在住ジャーナリスト)

 日本のジュニアの皆さん、憧れのオーガスタに立つチャンス。挑戦してみる?

 
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