週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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タイガーとの名勝負で
おなじみロッコがシニアデビューＶ

　タイガーが最後にメジャーで優勝を飾ったのが08年トーリーパインズで行われた全米オープン。そのとき18ホールのプレーオフを戦った相手、ロッコ・メディエートがシニアデビュー戦で、いきなり優勝を飾った

　昨年12月に満50歳の誕生日を迎えたメディエートが勝ったのは米チャンピオンズツアーのアリアンツ選手権。２日目にコースレコードの「61」を叩き出し、最終日はランガーらの追撃を振り切った。「チャンピオンズで勝つのは簡単なことじゃない。生半可な気持ちじゃダメだと皆からいわれていたけれど、本当にタフな戦いだった」とメディエート。レギュラー時代のクラブ契約を解消し、自らを「崖っぷち」に追い込んでつかんだ勝利だった。

　ちなみに同ツアーでデビュー戦を白星で飾ったのは16人目。パーマー、ニクラス、プレーヤーらスタープレーヤーたちと肩を並べたことになる。しかしメディエートといえばやはり５年前の全米オープンでのタイガーとの死闘が記憶に新しい。

　左ひざに故障を抱えたタイガーが足をひきずりながらちなみに同ツアーでデビュー戦を白星で飾ったのは16人目。パーマー、ニクラス、プレーヤーらスタープレーヤーたちと肩を並べたことになる。しかしメディエートといえばやはり５年前の全米オープンでのタイガーとの死闘が記憶に新しい。

「まさか自分がタイガーとサシで優勝争いするとはね。キミたち（記者）だって想像もしなかっただろう。いやあ、素晴らしい経験だった。これで少しは、皆に名前を覚えてもらえたかな」

メディエートをタイガーは「ロッコのことを嫌いな人なんていない」と讃えた。チャンピオンズという新たな舞台で最高のスタートを切り、今後も活躍が期待できそうだ。

　
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