週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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ライバルはグレイス。
王者マクロイ大いに語る

　23歳の若き世界ナンバーワン、ローリー・マクロイが欧州ツアー最終戦ＤＰワールドツアー選手権で劇的勝利をおさめ、欧米Ｗ賞金王に輝いたシーズンを最高の形で締めくくった。本人いわく……。

――劇的な勝利でした。

　最後は今シーズンの自分を象徴するような形で終わりたかったので、優勝で締めくくれてよかった。メジャー（全米プロ）も獲って、Ｗ賞金王も決めて、それで最後に締まらないプレーを見せたら恥ずかしいからね。最終日はジャスティン（ローズ）の猛チャージがわかったので、バックナインは特別になにかをしなきゃダメだと思っていた。そうしたら上がり５ホール連続バーディで再逆転Ｖ。勝ち方も最高だし、締めくくりとしても最高。来季が待ち切れないくらいワクワクしている。ジャスティンに追いつかなきゃという状況で集中力がいつも以上に高まったんだ。

――最高のシーズン？

　今年のはじめにはメジャー優勝、世界ランク１位、賞金王という３つの目標を立てて、それをすべてかなえることができた。おまけにライダーカップではアウェイで勝利したし、本当に最高のシーズンだったよ。目標をプレッシャーに感じるんじゃなく、いかに目標を達成するかを考え、忍耐強くプレーする。それができたことに大きな意味があると思う。

――ライバルは？

　アメリカはもちろんだけどヨーロッパにも強い選手はたくさんいる。たとえば昨年のＱスクール（プロテスト）でツアーの出場権をつかんだブランデン・グレイス（南ア）は今季４勝を挙げているし、油断できないよね。

――今年、好調の理由は？

　昨年と比べてよくなったのは、調子が悪いときでもスコアをまとめて勝てるようになったことかな。昨年までは絶好調のときしか勝てなかったけれど、今年は違った。まだ発展途上だけど、調子が悪くても勝てるようになったのは大きい。

――来シーズンの抱負は？

　来年も目標は同じ３つ。メジャーは一昨年、昨年と１勝ずつしているので、早く４つすべてに勝ちたい。技術的に改善すべき点もあるし、もっともっとうまくなりたい。ガンガン攻めていくよ。

　
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