週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 11/20号
2012/11/12更新

ちょうど2年勝ち星に見放された遼が
“年7億円”の契約で話題に



 石川遼が最後に優勝した10年のVISA太平洋マスターズから、ちょうど2年が経とうとしている。来季から「キャロウェイと7億円の契約」と、試合以外のことで騒がれてはいるが……。

 この2年、国外はもちろんのこと、国内でも無冠。08年のプロ入り以来、これほど長期間、優勝から遠ざかっていたことはない。

 とはいえ、昨年は2位が3回、3位が3回と優勝に近い試合を演じていた石川。ただ、今年は、米ツアーのプエルトリコで2位になったほかは、セガサミー3位が最高位で、優勝争いに加わったという印象は薄い。

 原因は石川自身が「ショットのバリエーションも増えてきたし、技術も経験もついてきた。あとは全体的なスウィングのバランス」というように“噛み合せ”の悪さだ。ドライバーがいいとアイアンが悪い。あるいはショットはいいがパットが入らない。バランスがとれていないのが現状だ。

 一昨年は69.92で4位だった平均ストロークは、昨年は70.09(3位)で、現在は70.51(9位)と、「パットイズマネー」、パッティングの調子も下降している。しかし、それは来年から本格参戦する米ツアーへの試行錯誤の結果との見方も。「アメリカのことで頭がいっぱいで、試合に身が入っていないように見える」との関係者の証言もある。

 そんななか、キャロウェイと年間7億円で契約との報道が。石川自身は「複数からオファーがある。12月中旬に決めたい」としており、現段階で来季からの契約が“確定”したかどうか定かではない。

 マイナビが終わった段階の石川の賞金ランクは26位。このままだと、今年の優勝者とランク25位以内が出場条件となる日本シリーズにも出場できない。世界ランクも91位と低迷しており、マスターズはもちろん、メジャーやWGCのほとんどの試合に出られない。

 国内トーナメントも残りわずか。石川のラストスパートは見られるのか。

 
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