週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

TPCソーグラスなんて大っ嫌い？
世界一のマクロイ3度目の正直狙うもあっさり予選落ち

72、76で107位タイに沈んだマクロイ

　世界ランク1位に返り咲いたばかりのローリー・マクロイがプレーヤーズ選手権ではよいところなくあっさり予選落ちした。09年から挑戦しているこのフラッグシップトーナメント（＝準メジャー）で、マクロイはこれまで1度も予選を通ったことがない。開催コースのTPCソーグラスは鬼門なのか？

　初日72、2日目76でカットラインに4打も及ばず107位タイであっさり予選落ちした世界ナンバーワンのマクロイ。

「ティショットのイメージがわかないんだ。09年と10年は予選落ちしているけど（11年は欠場）、ここ数年で安定感も増したし経験も積んできた。今度こそステディなゴルフに徹するつもりだったのに、なぜかうまくいかない」と肩を落とす。

　今季はここまで優勝1回、2位2回、3位1回と絶好調。前週のウェルズファーゴ選手権ではライバルのリッキー・ファウラーにプレーオフで負けたものの、調子自体はよかった。ところがTPCソーグラスに対する苦手意識は簡単には払拭できなかったようだ。

「2度と帰ってきたくない？」と記者から聞かれると「いや、また挑戦する。約束するよ」と苦笑い。

「なぜうまくいかないか、その原因はいつかわかるはず。ここに20年くらい続けて出場すればきっと攻略法がわかると思う。それでもわからなかったら……きっと何かがおかしいんだ」

　今回ルーク・ドナルドが単独4位以内に入れば、世界ランク1位の座を奪い返されていたところだが、ドナルドは単独6位だったため、マクロイのナンバーワンの座はかろうじて維持された。

　
【関連記事】
2012/ 4/10　マクロイ20日天下。ルークが世界一に返り咲いた
2012/ 3/27　かつての「3R」22歳マクロイが欧米W賞金王のルーク抜いて世界一に！
2012/ 2/28　スポーツ界のアカデミー賞、大賞は逃したけど部門賞を受賞したマクロイとクラーク