週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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遼の出場が未定だから？
マスターズツアー戦線異常あり

　今年もマスターズ（4月5～8日）が近づいてきた。観戦チケットが入手困難な大会として知られるが、観戦ツアーはまだ空きがあるだろうか。

　往復エコノミークラスを使って、練習ラウンドだけを見る最も安い観戦ツアーでも40万円以上かかるマスターズ観戦ツアー。

　マスターズは通常の試合と異なり、代理店がパトロンと呼ばれる登録者から観戦チケットを購入して販売する複雑なシステム。今大会からはネットでも申し込みができるようになったが（今年のチケットは昨年7月に販売終了）高倍率の抽選制で、まず当たる見込みがない。そのため観戦ツアーの人気は高く、2年前に石川遼が初出場して以降は、さらに観戦希望者が急増。昨年の観戦ツアーは、どの旅行代理店でも超高額商品を除くと、年末～1月にほぼ完売したほどだった。

　そこで、今年はどうなっているのか、予約状況を尋ねると「用意した4種類のコースすべてにまだ余裕があります」（ジェット＆スポーツ）、「例年よりも出足が悪い感じです」（スパイグラス）など、まだこれからでも十分予約できそうな状況だ（1月25日現在）。

　昨年は日本人選手の出場が過去最多の4人（石川、藤田寛之、池田勇太、松山英樹）。しかも、そのうち2人（藤田、松山）が初出場という話題があったのに対して、今年は石川の出場が未確定。「石川選手の出場が年内に決まっていた前2大会に比べて問い合わせが少ないような気がします」（フェアウェイ）

　マスターズを生で観てみたいというゴルフファンは、今年がチャンスかもしれない。

　
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