週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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舞台は東北。大ギャラリーに好コンディションで
復興を印象づけたミヤギテレビ杯

宮里藍は大ギャラリーを引き連れて……

　東日本大震災の被災地東北が舞台の大会、ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンが9月23日～25日、利府GCで開催された。

　地元、東北高校出身の宮里藍や有村智恵に大ギャラリーが喝采を送った18番グリーンは、3月11日の大震災や4月の余震で左半分が陥没。土を70センチ掘り返す大工事を余儀なくされたが信じられないほどきれいに復旧。選手たちからは「最高のコンディション」と絶賛された。

　大会から復興支援金3000万円と、15～18番のバーディ数×10万円の1180万円が被災地に寄付。また、大会期間中にはさまざまなイベントが行われ、いずれも大盛況。プロアマ後に藍らが、大会終了後には、優勝したフォン・シャンシャンと石巻地区の子どもたちが「復興の欅（けやき）」を18番グリーン奥の丘に植樹し、復興を願った。

　同大会史上2番目の入場者（会場が利府になってからは最多）で、4日間競技のサロンパスを除く今季の女子ツアー最多のギャラリー（2万2027人）を記録した同大会。開催コースも「本大会が当地当倶楽部で開催された喜びをスタッフと共に感じました。クローズ中の復旧作業の苦労も報われました」（山地光支配人）と喜びもひとしお。

　宮城県の東日本大震災からの復興を強く印象づけた大会となった。

　
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