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週刊ゴルフダイジェスト 12/14号
2010/12/6更新

「もったいない」手袋を洗って
何度も使う勇太がマスターズ内定


10歳も年上の小田龍一(右)から「先生」と呼ばれる池田勇太。意外な几帳面さも見せる

 ダンロップフェニックスで優勝した池田勇太。この優勝でワールドランキングも43位に上がり、12月末時点での同ランク50位以内の資格でマスターズ出場も見えてきた。そんな池田だが、調べてみたら意外な几帳面さ、ものを大事にする姿も見えてきた。

 ぶっきらぼうな物言いや、外股で闊歩する姿から、豪放磊落という言葉がぴったりしそうな雰囲気を醸し出す池田勇太だが、実は繊細な神経の持ち主で、周囲に対する気配りも抜群と証言する人が多い。

「優勝のお祝いなど贈られた人には、全部手書きでお礼の手紙を出しています。たぶん何百人単位だと思うんですが」というのは用具契約を結ぶブリヂストンスポーツの関係者だ。

 ちなみにパターも含めて同社のクラブ14本を使っての優勝だったが、同社のパターを使っているのはツアープロの中でも池田だけ。お陰で池田のアドバイスで開発されたTP-M1というモデルが12月に発売されることになった。

 記憶力も抜群で、使用クラブは中学時代のものから、メーカー名はもちろんのこと、モデル名、シャフトのスペックなど全部覚えていて、担当のクラフトマンもたじたじになることさえあるという。物へのこだわりが強いからであろうが、愛着と同時に「もったいない」という精神がその裏にはある。

 メーカーから支給されるグローブは母のゆみさんが洗って何回も使っているというのは有名な話。もっとも新品よりも一度洗ったほうが手に馴染むという理由もあるのだが。

 シューズも綺麗に手入れして大事に履くとのことで、10月に「そろそろ新しいのを」とプロ担当が聞いたところ「まだ年内は大丈夫です」と答えていたそうだ。愛車は土足厳禁で、「そんなの当たり前だろう」と池田。

 ホテルや飛行機の手配はすべて自分でやるのは、学生時代からの習慣。当時は合宿というと後輩の分まで手配するほど面倒見がよかった。10歳も年上の小田龍一が「先生」と慕うのも、そんな池田の人柄からだろう。

 
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