週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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タイガー、280週目に世界一から陥落？
Ｗランクでウエストウッドが１位になる日

スウィング中に舌を出すアッカンベーが最強の証し？ 右・タイガー、左・ウエストウッド

　タイガー・ウッズがワールドランキングトップの座を明け渡しそうだ。2005年の全米オープンの直前から、ワールドランキングの頂点に君臨していたウッズだが、計算上、11月1日にイギリスのリー・ウエストウッドが、トップになる可能性が出てきた。

　世界ランキングは、過去２年間の獲得ポイントを出場試合数で割って（試合に出ないと自動的にポイントが減る）、算出されるために、このまま２人が揃って月末まで試合に出ないと、マイナスされるポイントが大きいウッズが、ウエストウッドに抜かれることになる。

　ウッズは、中国で開催される11月4日からのHSBC選手権まで、公式戦には出ない予定だし、ウエストウッドは、右足首を痛めており、「これまで完全に直す時間がなかった。そのため、早くても出場するのはHSBCになる」ということで、279週続いたタイガーの王座が明け渡されることがほぼ確実になったのだ。

　もっとも、ウエストウッドの足首が回復して、HSBCに出て、良い成績を収めない限り、ウエストウッドのトップは、これまた１週で終わる可能性がある。なにしろワールドランキングは、表にあるように上位は団子状態。タイガーがHSBCに優勝すれば、タイガーが返り咲く。

　もっとも10月末の欧州ツアーでM・カイマーが優勝すれば、ウエストウッド１位の目もなくなる。いずれにしても、このままいけばタイガーのトップ陥落は決定的。ワールドランキングトップ争いから目が離せなくなった。

　
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