週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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本物、偽物？
タイガーのアイアンが487万円で落札された

タイガースラムで使っていたアイアン、本物なら487万円は高い、安い？

　週刊ゴルフダイジェスト誌６月１日号で紹介したが、タイガー・ウッズが４連続メジャーを制した時に使っていたアイアンが、アメリカのオークションにおいて5万7,242ﾄﾞﾙ（約487万円・1ドル85円）で落札された。

　売られたのは、いわゆるタイガースラムといわれる2000年全米オープンから2001年マスターズまでの四大メジャーを制した時に、ウッズが使用していたといわれるタイトリストの11本のアイアンセット。

　購入者の名前は明かされなかったが、売ったのはタイトリストの元社員で、当時タイガーなどの選手の担当だったスティーブ・マタ氏だった。このニュースに多くのゴルフファンが驚いたのだ。

　というのも、このアイアン、タイガー本人が、そのとき使っていたクラブは、まだ自分が所有していると主張していたからだ。この件については、マタ氏が、新しいセットをタイガーに渡した際、タイガーがマタ氏に古いクラブをプレゼントしたことは間違いがないようで、これを証言するプロも出てきた。

「『四大メジャーを制した際』の意味に幅がありそうですね。まさに４つ目を取ったときの最終日に使っていたという意味なのか、それとも４つ取る間に１回だけ使ったクラブなのかもしれません。タイガーは前者の意味でこの言葉を使い、マタ氏は後者の意味で使っているかもしれません」（西村くに彦弁護士）
ということで、どちらにして逃げ道はあるようだから、今後法的に問題になることはなさそうだ。アメリカでは、こういうショーバイもありえるということか。

　
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