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週刊ゴルフダイジェスト 9/14号
2010/9/6更新

巷間、肉食系女子ゴルファーが増えた?
真夏の女の戦いが盛況、勝者は霞ヶ関




 関東ゴルフ連盟(KGA)主催としては初めてとなる「関東女子倶楽部対抗~報知杯」の決勝が8月23日、狭山GC(埼玉県)で開催された。大会には182倶楽部による予選を勝ち抜いた38倶楽部と開催倶楽部の計39倶楽部が出場。優勝チームは名門・霞ヶ関CCだった。

 1チーム4人の合計スコアで争われたこの大会は霞ヶ関CCの優勝となったが、チームワークが重要なこの大会、同CCが制したのには、ワケがあった。

 各出場倶楽部の関心は高く、最高気温37度の猛暑のなか、選手・関係者と合わせて約1,000人もの観戦者(応援団)が詰めかける盛況ぶり。

 競技は各チーム4人1組で、うち2人は今年満50歳以上。未成年・学生の参加は不可の規定。そこで優勝した霞ヶ関CCだが、チームは2組の親子(矢嶋智都子(56)・里菜(25)、浅川洋子(56)・弘子(28))。全員が学生ゴルフの経験者、現在も全日本クラスの大会で活躍する実力者だった。
「実力を発揮できれば優勝争いはできると踏んでましたが、初めての大会で何があるかわかりませんから、春先から練習には随分はっぱを掛けました」
と語るチームキャプテンの大野了一氏。

 勝因については「やはりチーム戦に慣れていたことでしょう」と振り返る。いわゆる名門クラブには女性会員が少ないのだが、霞ヶ関CCには正会員の家族が入会できる家族会員やジュニア会員の制度があり、現在女子会員は150人ほど。「今回の優勝をきっかけに、女子の競技熱がさらに高まるといいですね」(大野氏)

 実は、KGA側も同様の効果を期待している。
「大会の目的は倶楽部間の親睦ですが、競技を通して女子ゴルフの活性化も期待しています。実際、公式な競技への関心は高まっており、今年の関東女子ミッド(30歳以上)にも予想以上の申込みをいただきました」(内藤正幸競技委員長)と手応えを感じている。

 若い女性に“ファッショナブルさ”で人気が広まったゴルフ。今後は競技ゴルフの世界でも活気をもたらしてくれそうだ。

 
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