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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 9/14号
2010/9/6更新

カラー化時代はここまできた!
色つきスチールシャフトが登場


一見、カーボンシャフト。でも中身はスチール。色がつくとゴルフが楽しくなる?

 グリップに始まり、カーボンシャフト、ボールと続いてきた「色モノ」ブームが、ついにスチールシャフトにまで……。

 プロの間では、カラーグリップはもう当たり前で、今度はシャフトのカラーコーディネートが流行の兆しを見せている。

 近藤共弘、今野康晴、細川和彦、諸見里しのぶ等、アイアンのカーボンシャフトのカラーを特注し、ウッドと同じ色でコーディネートする選手がここ1、2年の間に増えてきた。

 一方、スチールシャフトを使っているプロは、指をくわえて見ているほかなかったわけだが、シルバーメッキの上に塗装を施したカラフルなスチールシャフトが登場。最近になってツアーでのプロモーションも始まったことから、興味を持つプロが多く、ちょっとしたブームになりそうだ。

 口火を切ったのは藤田幸希で、『カラフルシャフト』にリシャフトした51度と58度のウェッジを「NEC軽井沢72」から使用している。クリア感のあるブルーのシャフトは、遠目にはカーボンのようにも見えるが、中身は従来から使っている『ダイナミックゴールドS200』そのもの。リシャフトした理由は、「ブルーは一番好きな色だから」と単純明快だが、思わぬ効果も得られた。
「構えたときに太陽の照り返しが眩しくないので、ショットに集中しやすくなりました」(藤田)

 これまで、ありそうでなかったスチールのカラーシャフト。実用化を妨げていた最大の要因は塗料の剥離の問題だが、『カラフルシャフト』を製作する上野毛パドック(東京都世田谷区)の廣田辰己社長によれば、「自動車用バンパーの塗装技術を応用することで耐久性をクリアできた」とのこと。

 また、使用する塗料の重量は1本あたり1グラム強で、「シャフトそのものの公差(製品誤差)の範囲内に収まっており、実用上の問題はまったくない」(廣田社長)そうだ。

『カラフルシャフト』には、ブルーのほか、レッド、オレンジ、ピンク、ゴールド、グリーン、ガンメタの7色がラインナップされており、『ダイナミックゴールド』や『NSプロ』など自分が使い慣れたシャフトでカラーコーディネートできるのも魅力だ。

『NSプロ』が1本6,300円と、シャフト本体の実勢価格(2,000円前後)と比べて割高な設定だが、最終的にはユーザーが、「塗りむらをなくすために職人が1本1本手吹き塗装で仕上げる」(廣田社長)手間をどうとらえるかだろう。

 
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