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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 2/9号
2010/1/29更新
米男子ツアーで人気のパター
どこよりも早く打ってみた


独特のフェースにあるミゾで食い付きがいいという

 09年全米、全英オープンの2冠を達成するなど、週刊ゴルフダイジェスト誌でも昨年来注目してきたパターがいよいよ発売されることになった。初上陸した『メソッド』(ナイキ)の実力の程をいち早く、確かめてみた。

 試打をお願いしたのは、週刊ゴルフダイジェスト誌レッスンでもお馴染み、パターに詳しい小野寺誠プロ。

 『イエス!』(イエスゴルフ)などフェースに溝のあるパターは以前からあったが、『メソッド』の特徴は金属(ステンレス)フェースの溝部分にポリマー樹脂がインサートされているところ。まずは、その効果は?

 「明らかにフェースの食い付きがよく、ボールを地面に押しつけるのではなく、拾ってくれる感覚があります。その結果、順回転に入るのが普通のパターより早く、打ち出し時に芝目の影響を受けにくくなっています。この差は速いグリーンほど出てくると思います」(小野寺)

 小野寺プロに言わせると、複合素材独特のタッチもこのパターの長所なのだそうだ。

 「スチールのソリッドな打感と樹脂のやわらかいタッチの両方が合わさった、いいところ取りのパター。打点が多少ぶれても誤差が少なく、ツアープロは大事なショートパットのミスを減らせます」(小野寺)

 また、インパクトの音については、
「低い打音です。低いと手に柔らかく感じ、ソリッドな打感もありながら柔らかくも感じられる」という。

 この2月から1本2万9,400円で発売予定の『メソッド』、これまでパターではヒット作がなかったナイキだけに、初の売れ行きとなるか。

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