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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 1/26号
2010/1/15更新
フル参戦シード・市原弘大が語る
アジアンツアーのびっくり度

 今年は日本と海外を行き来し、35試合前後の試合に出場する予定の石川遼。しかし、そんな過密スケジュールをこなすのは彼だけではない。アジアンツアーのシード選手として活躍する市原弘大もまた、超多忙な1年を送る予定だ。

 現在27歳の市原は、1997年に日本ジュニア12~14歳の部で優勝すると2000年にも日本アマチュア選手権でベスト8、日本ジュニア15~17歳の部を制した。埼玉平成高校卒業後の2001年にプロへ転向。2008年からアジアンツアーに参戦すると、2年連続でシード権を獲得した。

 昨年は主催者推薦やアジアンツアーのメンバーとして日本のトーナメントにも出場。チャレンジトーナメントで賞金ランキング5位に入り、今季からは日本のレギュラーツアーへの参戦も決まった。

 アジアツアーと日本の試合数を足すと、やはり40試合近く出場できることになる。こんなに多くの試合に出場するのは初めてのことだが、彼の表情に不安はない。
「毎週、毎週、違った国でプレーするのは慣れっこ。タイ、マレーシア、カンボジア、インド…それに今年からは日本が加わったというだけ。異なる風俗、気候、コース環境に順応するのは得意なので任せてください」

 空港でクラブが行方不明になったこともあったが「なんとかなりました」とおおらか。衛生面で不安がある国でもお腹を壊したことはない。
「インドで毎日激辛カレーを食べてもへっちゃら」で、内臓も丈夫だ。

 さらに、アジアでは試合中に選手同士でルームシェアすることもよくあり、つたない英語とボディランゲイジで乗り切ったことも自信につながっている。

 コース順応力、体力、コミュニケーション力。高度な技術と違って目には見えないが「それがボクの武器」という市原弘大。シーズン序盤から彼がどんな活躍をみせてくれるのか。そのゴルフに注目したい。

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