週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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市販品（ピンi15）と違いプロトタイプはリストには掲載されない

　2010年1月1日からツアーではアイアンの新ミゾルールが施行され、先週開幕した米ツアーも、新規則適合クラブを使用することになっている。これに先立ち、R&Aは、各製品が新規則に適合しているか否かを検索するための「情報としてのデータベース」、いわゆる“適合・不適合リスト”を2009年12月から公開しているが、今のところ新規則に適合しているモデルが意外と少ない。

　例えば、ピン社の製品をデータベースで検索してみると、アイアンの『G15』や『i15』は新規則に適合しているものの、ウェッジの適合モデルは一つもない。

　ということは、アンヘル・カブレラら契約プロは、同社のウェッジを今年のツアーで使用することができないのか。ピンゴルフジャパン広報の山下真生氏に訊ねてみたところ、
「契約プロには当社のツアー部門から新規則適合ウェッジが支給されています。R&Aのデータベースに掲載されていないのは、プロトタイプなので申請していないからです」という回答が得られた。

　つまり、掲載されていなければ競技で使用できない「適合ドライバーヘッドリスト」と異なり、今回の「情報としてのデータベース」はあくまでもユーザーがクラブを購入する際の参考資料としての位置付けなのだ。