週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

　先月、沖縄県・宮古島で行われた「ヨネックスシニアオープン」で優勝したのは、会場のエメラルドコーストGLから5分のところに実家がある友利勝良だった。

　開催コースは海沿いにあるために最大の敵は風。しかし、この地でゴルフを培った『ローボール』が持ち味の友利にとってはさほどの風ではなかったのだろう。

　とはいえ、「帽子が吹き飛ぶような強風でした」と、慣れているとはいえさすがに疲れた様子だった。

　95年の全英オープン2日目、強風のなかを68で回り、優勝したジョン・デイリーらと並んでトップタイ（最終成績は24位）に並ぶ大健闘を見せた友利。

　その友利が、55歳のこの優勝で強風での戦い方を思い出したことで、ひょっとして全英Vというのがあるのかも？