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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 12/15号
2009/12/4更新
日本だけじゃない、
世界中で世代交代が行われている


若手筆頭のローリー・マクロイは欧州で大活躍

 石川遼に代表される若手の台頭は世界に伝播している。欧州ツアーで今季、賞金ランク2位に輝いた20歳のローリー・マクロイ。同ツアーの最年少優勝記録をマークしたダニー・リー。そして本場アメリカでも日本の血を引く20歳の青年が波を起こしている。

 青年の名前は、リッキー・ファウラー。母方の祖父が日系人でミドルネームが“ユタカ”というプロだ。オクラホマ州立大在学中の07年から08年にかけ全米ナンバー1アマチュアの称号を36週間守り続けた彼は、今年の9月にプロ転向。デビュー戦のホスピタルフォーチルドレンオープンでいきなり7位タイに食い込むと、2戦目のフライズドットコムオープンでは実力を遺憾なく発揮した。身長175センチと米ツアーでは小柄なほうだが飛ばし屋で、4日間で3つのイーグルを量産し、最終日にはなんとホールインワンを達成する勝負強さ。プレーオフで敗れたものの2位タイに入り、デビュー戦の活躍がまぐれではなかったことを証明して見せた。

 アメリカのゴルフ界の期待度も高く、まだデビューしたばかりだというのにオフシーズンに予定されている高額賞金イベントに引っぱりダコ。これからQT最終予選への出場を控えているが、アンソニー・キムやカミロ・ビジェガスがもたついているうちに、一気にポスト・タイガーの座に就く可能性もじゅうぶんありそうだ。

 今年、全英オープンで3位タイ入りしている22歳のクリス・ウッド、ファウラーのアマ時代からのライバル、21歳のジェイミー・ラブマークら楽しみな存在が増えてきている。そして石川遼を含めた彼らの共通点は“飛ばし屋”であること。ゴルフ本来の醍醐味を堪能させてくれる若手の存在が今後ゴルフ界をますます盛り上げ、面白くしてくれそうだ。

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