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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 12/15号
2009/12/4更新
プロは来年、一般アマは14年先。
ウェッジ溝規制

 2010年1月1日、ウェッジのスピン制限を意図した「フェースの溝」に関する規制がスタートし、来季からプロ競技で適用される。


この溝の断面、新溝ですか? それとも旧溝?

 これに対し、ウェッジの老舗クリーブランドを取り扱うSRIスポーツは、
「ルールとして決まった以上、それを守るのは当然のこと。来年以降、不適合の新モデルを発売することありません」(広報部・山田照郷部長)ときっぱり。

 他の主要メーカーのほとんど足並みを揃え、10年以降、旧溝モデルの新製品発売を、また、09年12月末日までに発売したモデルに関しては11年以降の製造、販売を「自粛」する形に決めた。

 「R&AやJGAには法的拘束力はありませんから高反発クラブ同様、造ろうと思えば造れます。ただし、それらのクラブは不適合品として扱われます」(JGA事務局)

 今回は、メーカーへの事前インフォメーションも行われており、高反発の時のように不適合モデルが数多く出回ることはなさそうだ。

 これを受けてツアープロたちは、すでにテスト済み。新旧を打ち比べたプロの声を聞くと、
「慣れれば違和感はなくなる」(武藤俊憲)、「バンカーでのスピンの利きが違う」(丸山茂樹)
と様々な意見が聞かれたが、旧溝のほうがスピンがかかることは間違いなさそうだ。

 JGA主催競技のほか、地区アマなどの公式アマ競技に関しては、14年以降に適用される見込みだが、プロの影響を受けてか、買い換えたいという声も一部で聞かれる。一般アマチュアに対する適用は、
「すぐに買い換えなくてもいいように」(JGA事務局)と、14年後の24年以降になる。  じゅうぶん使えるドライバーを急に手放さざるを得なかった高反発規制と比べ、今回は時間的に余裕があるので、混乱を招くこともないだろう。14年もあればスピンの利きが甘い新溝に馴染んでいるかもしれない。




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