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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 1/6・13号
2009/12/26更新
「アニカの引退」、
本当のところはどうなの?

 アニカ・ソレンスタムの引退(?)と共に米LPGAの人気が低迷しているかのように見えるが、そのアニカに復活の可能性があることを知っているだろうか?


なにかと話題になったアニカに復活はあるか?

 08年の米女子ツアーの最大のニュースといえば、やはりアニカの引退の話題だ。アニカは米LPGAで、303戦して、207試合でトップ10入りを果たし、これを含めて72勝という大記録を残している。

 こうした記録はもとより、男子ツアーへの挑戦などで、LPGAではもっとも名前が知られたプレーヤーだ。

 そんな彼女が「08年はフルに出場するが、09年以降、競技ゴルフから“ステップアウト”する」と5月に発表したのだから、それ以来、常に話題の中心にいて、他のニュースがかすんでしまっていたといえるだろう。

 そして、時を同じくして金融危機問題が発生し、LPGAもトーナメントのスポンサー探しに必死になるなど、アニカとともに、米LPGAの人気にも影が落ち始めている。

 しかし、当のアニカは、これまで一度も「引退(リタイアメント)という言葉は使っていないのだ。「09年はビジネスなどで忙しいけれど、09年の計画以降は、まだ何も決めていない。もし、練習がしたくなり、やる気が出て腕を磨くことができれば、再び試合に出るかも知れない。それが何年後になるか、あるいは、一生ないのかはわからない。ただ、ドアは開かれたままにしておくつもり」とかで、そのために、引退という言葉を注意深く使わないようにしていたのだ。

 アニカの話を総合すれば、09年に関してはさすがに試合に出場することはないと思われる。しかし、彼女の負けず嫌いの性格からすれば、このまま、本当に引退してしまうことはないはず。

 加えて、自分のブランドやゴルフアカデミーなど、ビジネス面でも手を広げれば広げるほど、彼女の名前の認知度を高く保ち続ける必要がある。

 となれば、意外に早くアニカはトーナメントに復活してくるはず、といった噂には、かなりの信憑性があるようではある。

 年齢のことを考えれば、トッププレーヤーとして、活躍できる期間は限られているのだろうが、LPGAとアニカ自身の考えられる最高のシナリオは、アニカ不在中の穴をL・オチョアやQT上位合格のミッシェル・ウィが埋め、人気を維持すること。

 そういう背景のなか、アニカが復活すれば、ツアーはまたまた盛り上がるといったところか。

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