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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 6/3号
2008/5/24更新
大人の見識! 東名CCが提案した今様
「ドレスコード」の新基準

 ゴルフ人気は好調だが、カジュアル化、大衆化が進めば服装の乱れは当然ながら顕著になる。アマチュアの“短パンにハイソックス着用”問題に加えて、プロの世界でも、日本ゴルフツアー機構では、今年からカーゴパンツの着用を禁止した。日本女子プロ協会も来年から禁止に踏み切る。そうしたなか、東名CC(静岡)では、この5月にドレスコード(服装の規定)を明文化した。


曖昧さを排しドレスコードを決めた東名CC

 服装の乱れが広がっていることは多くのゴルフ場関係者が指摘するところだが、東名CCがここにきてドレスコードの明文化に踏み切ったのは、「人に不快感を与えない」という言わば基本的なところを守らないゴルファーが散見されることが要因のようだ。

 ゴルフ場として、規定がなければ注意もできないし、曖昧だったこともあり改めて定めたという。

 ドレスコードの項目は全部で7つあり、同CCのフェローシップ委員会のメンバーでファッションビジネスに携わる平井義裕氏はこう強調する。

「心がけたのは、根拠がなく明確でないものは無視し、公平な目線で決定した」

 項目を見ると、なるべく上着(背広、ブレザー、ジャケット)を着用し、ジーンズやトレーニング用ウェアなどのカジュアルなもの、サンダル、スリッパ、およびゴルフシューズでの来場をやめるよう明記している。

 世上では、よく顰蹙を買っている携帯電話の使用も食堂では禁止している。

 さらに、半ズボンの着用はOKで、着用時のソックスの長短に制約はない、と記す。

 平井氏は「半ズボンを許していて、ハイソックスでなければダメというのは意味がない。ハイソックスでなければいけないという明確な理由が見当たらない。見た目の問題は、不快感といっても多分に主観が入り難しい」と話す。

 この短パンにはハイソックス、という何ら根拠のない規定がまかり通り、ゴルフ場に行くと禁止ウェアのポスターまで貼られている現実がある。日本ゴルフ協会(JGA)や関東ゴルフ連盟(KGA)では、両団体ともドレスコードはなく、各ゴルフ場任せで規定への関与はないという。

 とはいえ、一方でこの“幻の規定”がまるで標準であるかのようにまかり通っているのも事実。これに対して東名CCが提起したドレスコードの明文化は、今という時代に即した柔軟なものでもある。

 服装の問題はゴルフ場に限らず、時代と共に変わっていくものであり、旧習に囚われることなく決めるべきものである。

 本誌「あざみの教え」を連載しているゴルフマナー研究家の鈴木康之氏はこう強調する。

「倶楽部の自由と個人の自由がごちゃ混ぜになって議論されている。決まりというものは、いいとか悪いとか、古いとか新しいとかではなく、皆がそれに合わせていくしかない。個人の自由より先に倶楽部の自由を尊重するべきで、そこの決まりが嫌であれば行くのを止めるしかないのではないか」

 東名CCのドレスコード明文化の中身については、

倶楽部の規定でありながら一方的でなく公平でもあり、現実的で良い出来だと思う。あえて付け加えるならば、携帯電話の使用禁止は食堂だけでなく、コースなどにも適用すべきで、できるなら極力小さな声で通話するよう明記してほしかった」

 東名CCの、大人の見識に立ったスタンスを各ゴルフ場も見習った方がいいのではないだろうか。

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