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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 3/11号
2008/2/28更新
遼くん・全日空、佐伯・日立系など
プロの契約は世界規模の企業が主役

 石川遼のパナソニック、上田桃子のソニー、有村智恵の日本ヒューレット・パッカード、そして先週発表された谷原秀人のプロギアなど、このところ国内プロに大型の所属契約・用具契約が目立つようになった。こうした大型契約をめぐる動きを改めて調べてみた。


電機計メーカーと女子プロはイメージが合う !? 左・佐伯、右・有村

「大型契約」といえば、石川遼をめぐる動きは依然かまびすしい。先週20日には全日空がスポンサー契約を結んだと発表した。

 国内外でトーナメントに出場する際の航空機移動を全面的にバックアップする契約。期間は3年間で、契約金は年1000万円と報じられている。ちなみに同社は横峯さくらとも同様のスポンサー契約を結んでいる。

 先週はさらに、スワンズ・ブランドのサングラスで知られる山本光学とも契約が伝えられた。

 石川遼との契約では、あとはボールが残されている。ただしこちらは決定にもうしばらく時間がかかりそう。一部には、ツアー開幕後との声も聞かれる。 

 男子では先週、谷原のプロギアとの用具総合契約が大きな話題になった。谷原は長らくブリヂストンの契約選手の代表格だっただけに、驚きをもって迎えられ、20日の記者会見には大勢のマスコミ関係者が押し寄せた。

 移籍の理由だが、本人は「以前から、より飛距離の出るドライバーを探していたところ、この1月にプロギアさんのクラブを試し、いい感触を得たので契約することにしました」と語る。

 一方、女子プロでは昨季から有名企業と所属契約を結ぶ選手が続出している。横峯のエプソンを皮切りに、諸見里しのぶのダイキン、有村の日本ヒューレット・パッカード、佐伯三貴の日立アプライアンス(日立エアコンのロゴをキャップに付ける)、そして上田桃子のソニーと、国際的に名だたる企業ばかり。

 契約する選手もフレッシュな、将来性を感じさせるプレーヤーが並ぶ。企業側にしてみれば、イキオイのある女子プロの流れに乗じようとの思惑もあるだろう。そうした彼女たちのイメージが企業側のブランディングとも一致しての所属契約なのだ。

 ところで、こうした有名企業との所属契約――下世話な言い方をすれば大看板を背負うことになる選手は、どんな思いが湧くのだろう。

 その大先輩で、米ツアーに本格参戦した90年から日立と所属契約を結んだ小林浩美は、「私の場合は、アメリカで優勝どころか、シード権さえどうなるか分からない段階での契約でしたから、喜びと一緒にプレッシャーが一気にドバッと来ましたね」と振り返る。

 契約が大きければ大きいほど、それに見合う結果を早く出そうと焦って当たり前。

 大型契約だからといって、喜んでばかりはいられないようだ。

 また、用具メーカーとの大型契約の場合、どうしてもその数字(契約内容)が注目され、推定で報じられることが多い。ところが、それがメーカー側にとっては困ったことになる。

 「既存の契約選手が知ると、自分との比較でプライドを害されることもあるでしょう。ですから契約内容は基本的に明かさないようにしています」と某メーカーの担当者。大型契約ゆえの配慮が必要にあるのだ。

 とはいえ、大型契約はプロゴルフ界にとっては世間の耳目を集め、後進の目標にもなり、活性化につながる。

 今回、大企業が支援する選手が増えたことについて、日本女子プロゴルフ協会の理事でもある小林は、「ありがたいことです。そうした契約を得ることで、選手が社会的な立場を自覚し、コースを離れても、きちんと大人の行動を心がけるようになりますから」と多面的な好影響を指摘する。

 大型契約には、契約金以外にも大きな意味があるようだ。

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