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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 1/8・15号
2008/12/27更新
二束三文かと思いきや、
意外に買い手がある中古の高反発クラブ

 1月1日から高反発クラブの規制という新しいゴルフルールが施行となる。02年のR&Aの発表以来、ゴルフ業界団体、メーカー、そしてゴルファーと三者三様の受け止め方をされ、未だに物議を醸しているが、もう一つ、忘れてはならないのが中古クラブの動き。まだ高反発に根強い人気があるのだ。


ゼクシオは高反発モデルでも大人気

 規制施行を前に、はたして現状はどうなっているのか、また、1月1日以降、高反発クラブは、どう取り扱うつもりなのか、各ショップの担当者に話を聞いた。

 まず、ゴルフドゥ! は、

「持ち込まれる高反発クラブの本数が減っており、現在、取り扱いクラブ全体の半数以上、65~70パーセントがルール適合クラブです。高反発クラブに関しては、買い取りも販売も価格は下がっています。ただし、ゼクシオは依然として人気があり、高齢者を中心に購入していく人が多いです。当社が行ったアンケートでは『今後も高反発クラブを使う』が30パーセントとなっており、一般ゴルファーは規制をあまり深刻には考えていないようです」

 次に、フェスティバルゴルフ。

「現在、市場の動きを見ているところですが、市場の流れは非常によく、買い取り価格に関しても極端に下がってはいない。適合クラブを買うために、今までの高反発クラブを下取りに出される方に価格を告げると、ほとんどの方が、そんなに高く買ってくれるのと喜んでくださるくらいですからね」

 不要になる高反発クラブを売ろうと思っても二束三文かと思いきや、意外とまだ高く売れるという。

 さらに、ゴルフパートナー。

「お客様のニーズを重視し、高反発クラブに対する需要があれば、今後も売買を続けます。一般のゴルファーには、今回の規制はあまりピンと来ていないような感じですね。逆に、これまで高かった高反発クラブが安く買えることで、喜んでいる初心者も多いようです」

 また、ゴルフダイジェスト・オンラインも、これらのショップ同様、今後も売買を続行する意向だ。

 これに対し、消極的ながら高反発クラブは、今後取り扱わない方針だとするのが二木ゴルフ。

「今のところ、扱わない方向で考えていますが、1月以降、お客様からの要望が多ければ、その限りではありません。とりあえずは、1月以降のお客様の動きを見てと思っています」

 いずれにしても、今のところ、中古クラブ市場は、高反発クラブの需要がある限り、1月以降もさほど大きな変化はなさそうだ。

 ただし、一般ゴルファーの意識が変わり、一斉に高反発クラブを使わなくなるようなことにでもなれば話はまた別だが。

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