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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 7/17号
2007/7/5更新
石川遼、全米アマ出場が濃厚に
世界ジュニアなどビッグイベントが続々

 石川遼の全米アマ出場が濃厚になってきた。国内男子ツアー、マンシングウェアオープンKSBカップに15歳で優勝した石川への注目度は関東アマ、埼玉オープンとどんどんヒートアップ。全米アマ(8月20~26日、カリフォルニア州ジ・オリンピックC)参戦も取り沙汰されている。


全米アマでの遼くんの活躍を見てみたい!

 全米アマは、基本的にハンディキャップ2.4以下のアマチュアなら誰でもエントリーできる。ただし、本戦に出場できるのは312人のみ。その資格を持つ者以外は、全米96カ所で36ホールで行われる予選からの出場となる。

 本戦出場権があるのは (1)過去10年間の全米アマ優勝者 (2)過去3年間の同大会2位 (3)過去2年間の同大会準決勝進出者 (4)前年度準々決勝進出者など15項目に該当する選手。この中に過去5年間の全英アマ優勝者や“アマのライダーカップ”と呼ばれるウォーカーカップのメンバーは含まれるが、日本の試合から出場権が得られるものはない。

 だが、15番目にUSGA(全米ゴルフ協会)特別招待という枠があり、他の出場権を持たない石川遼が本戦から出場するとすれば、これしかない

 日本のアマをまとめている日本ゴルフ協会(JGA)を通じて石川遼サイドからの特別承認への嘆願書USGAに提出。返答を待つしかないのが現状だ。

 ただ、石川遼の日本でのツアー優勝などのニュースは、様々な形で米国のゴルフ関係者に伝わっている。全米オープンの公式記者会見の席で、タイガー・ウッズやフィル・ミケルソンら有力選手に日本のメディアが石川遼について質問。米国メディアの失笑を浴びつつもその存在はアピールされた。

 また今週、JGA国際委員長の川田太三氏が、同じUSGA主催の全米シニアオープンに行くことが決まっており、ここで同氏が持つパイプを通じてプッシュが行われるはずだ。

 ただ、全米アマ参戦が決まると、スケジュールが過密になってしまうのが唯一の問題だ。全米アマの3日前まで日本ジュニアが行われるため、石川遼サイドも最後まで悩んだが、渡米が決まれば、こちらを回避するとみられている。

 予選を含めてエントリー締め切りは7月11日。今年の出場選手数はまだわからないが、昨年実績7182人。99年には史上最多の7920人を記録したこともあるビッグイベント。その頂点目指して石川遼が戦う姿を、日本のゴルフファンとしてはぜひとも見てみたい。全米アマの舞台に立てば、今後、米国に修行に出るという選択肢も生まれるはずだ。

 優勝すれば全米、全英両オープン、マスターズへの切符も手に入る。すでに7月17~20日、米国カリフォルニア州で開かれる世界ジュニアに参戦が決まっている石川遼からますます目が離せない。

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