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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 3/20号
2007/3/8更新
さくらはエプソンと、大山はユナイテッド、
この春決まったプロの新契約・決定版!

 国内女子ツアーがいよいよ開幕し、男子ツアーも1カ月後開幕を控えている。開幕したばかりの日本の女子プロを中心に、所属を含めた用具やウェアなどの新しい契約に注目してみた。


ユナイテッド航空と契約した大山

 まず目玉となるのが今季、賞金女王を目指す横峯さくらだ。昨年までのサニーヘルスとの契約が切れたことで、新たにエプソン販売(本社・東京都)と新たに所属契約を結んだ。

 一部では「2年で1億8000万円!」と、派手に報じられたが、実際のところは「その3分の1がいいところでしょう」(関係者)と、6000万円程度の金額と推定されている。

 所属契約となると新聞等で報じられる際に、たびたび会社名が出るのは勿論のこと「ロゴ入りバッグやキャップなどを使用、携行し、国内外のトーナメントに出場」(同社HPより抜粋)することになる。

 プリンターなどのCMも多い同社だけに、今後、CMに横峯が出演することも考えられるが「考えてはいますが、まだ具体的なものではありません」(同社経営企画部広報)とのこと。

 宮里藍が米ツアーに専念するため、日本女子ツアーの人気を背負う看板選手となる横峯だけに、もっと≪使い方≫が考えられている契約かと思えば、意外にもそうではないのには事情がある。

 急きょ決まった契約のため、寝耳に水だった関係者も多いほどで、そのためせっかくの所属決定にもかかわらず、派手な発表が行われたわけでもなく、開幕戦に何とか間に合ったというのが事情通の証言だ。

 実際、日本女子プロゴルフ協会が発行しているメンバーガイドにも間に合わず、昨年までのサニーヘルスのまま掲載されている。

 横峯に関しては、ウェア契約もこれまでのマリクレールから一新。デサントのルコックゴルフと3年契約。こちらは横峯のイメージで新たに展開する≪さくらコレクション≫を計画するなど、力が入っている。デサントでは、初年度売り上げ目標を3億円に設定するなど≪看板≫としていく方針をはっきりと打ち出している。

 横峯のもう一つの新契約はアサヒ飲料。コカコーラからチェンジになっている。

 横峯とは対照的に静かなのが人気No.1の宮里藍の周辺だ。こちらは所属のサントリーを始めとする各契約がすでに飽和状態で入り込む隙がない上に、日米を股にかけて戦う宮里が多忙なこともあって、現状維持。

 一方、大山志保の環境は大きく変わった。所属先はオンワード樫山のまま変わらないが、メジャー参戦や来年の米ツアー進出をにらんでユナイテッド航空とパートナー契約、転戦をサポートする。

 さらに、これまでは兄が本業の傍らで務めていたマネジメント業務についても、悩んだ末にIMGと契約。「自分で電話して飛行機の予約」(大山)というこれまでの状態とはずいぶん変わってくるはずだ。

 他には、昨年までは本間ゴルフの≪顔≫だった馬場ゆかりが本間を離れ、アクシネットジャパンのコブラゴルフと契約、ウェアもカステルバジャックへと変更。

 馬場ゆかりが出た本間ゴルフは韓国の美人プロ、ホン・ジンジュと、韓国勢ではシン・ヒュンジュとダイワ精工が契約した。

 またキャロウェイ色が強かった飯島茜がミズノへ、ベテランでは再びメジャーの舞台で戦うことを宣言している福嶋晃子が、クラブ契約をマルマンからテーラーメイドへと変更。ウッドのみの契約だが、ボール、フットウェアも含めた契約は、復活への大きなカギを握っている。

 大きな動きが目立つ女子に比べて男子は比較的静かなものだったが、3月2日に米国よりビッグニュースが飛び込んできた。これまでアクシネット(タイトリスト)と契約していたE・エルスがキャロウェイと新契約したのだ。ボール、グッズも含めた新契約は気になるところだ。

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