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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 2/6号
2007/1/23更新
知らぬは会員ばかり。ハガキ1枚で
経営交代を告げた南総CCのお家の事情

 コース経営会社からある日突然、「経営会社の株主が代わったので今後とも何分よろしく」という趣旨のハガキを受け取ったらどう感じるだろうか。昨年11月、千葉県の南総CCの会員の手元に、「ゴールドマン・サックス・グループが(経営会社である)(株)南総カントリークラブの株式を取得し、社長が交代した」という趣旨のハガキが届いた。南総CCに一体何が起こったのか。

 ゴールドマン・サックス・グループ(以下、GS)は、(株)南総カントリークラブの株式だけでなく、同時に法人コースのニュー南総GCを経営する芙蓉土地(株)の株式も取得している。

 現段階では会員全員を対象とした説明会は行われていないが、両コースの総支配人として派遣された池端庸行氏から説明を聞く機会に恵まれた一部会員に対しては、

(1)預託金は責任を持って返還する
(2)現在の会員数は約2600人で、そのうち120人が平日、約2480人が正会員
(3)3年計画でクラブハウスやコースの改修、食堂のメニュー改善などを行う
(4)従来からあるクローバータイム制度は存続させる
(5)東コースへの乗用カート導入は3年計画には入っていない
(6)アコーディアの名は出さずに運営していく
 といった説明があったという。

 南総CCでは午前8時台と9時台に、クローバータイムと称する会員優先タイムを導入してきた。8時台に東コースで18組、西コースで17組が会員優先枠。この組数に満たない場合だけビジターを入れる。

 また、競技指向の会員に滅法評判の悪い乗用カートは、既に西コースには導入されているが、東コースへの導入計画はない、ということになる。

「本当にこれだけのことを約束してくれるのなら、とりあえずは結果を見たい」という会員がいる一方、「旧オーナーである熊谷組から一言の挨拶もないということに腹が立つ」という意見も。

 両コースの経営会社の株をGSに売却した土地興業(株)は、ゼネコンの熊谷組の創業家の資産管理会社。6年ほど前までは、熊谷組の熊谷太一郎元会長が経営会社2社の代表も務めていたので、≪熊谷組のゴルフ場≫と思われているが、熊谷組ではなく≪熊谷組の創業家のゴルフ場≫というのが正確なところ。

 熊谷組は8年ほど前から経営危機に陥り、2度に渡って金融機関から支援を受けたが、その際に創業一族は資材を提供した上で熊谷組の経営から撤退。その資材提供の窓口が土地興業なので、土地興業は今でも熊谷組の株式を9パーセントほど保有する筆頭株主ではある。

 従って、熊谷組とコース経営会社2社は、もともと兄弟会社ではあっても直接の資本関係はない。

「熊谷組に預託金を返せなどというつもりはない。ただ、開場から8年も後の昭和60年頃からの会員権募集で集めた数十億円は、一体何に使ったのか未だにわからない。今から8年前、コース側はカネがないと言って、会員権の分割と10年延長を提案してきた。株式の売買は自由だから会員に説明する法的な義務がないのはわかっているが、10年延長に応じた我々に対し、道義的には説明すべきではないのか」というのだ。

 ハガキ一枚でオーナーチェンジを通知し、会員の心情を逆撫でしてしまうケースは少なくない。逆に、顔出しの説明は意外なほど会員の気持ちを掴んでしまう。それがスムーズな年会費徴収や、来場回数増にもつながるはず。事前にちゃんとした説明があれば、よかったのだが……。

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