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週刊ゴルフダイジェスト 12/6号
11/23更新
岡本綾子が日本人3人目のゴルフ殿堂入り
カリー・ウェブ、ビジェイ・シンらも受賞

「世界のアヤコ」が感涙にむせんだ。今年、世界殿堂メンバーに選ばれた岡本綾子が、11月14日、フロリダ州セントオーガスティンでのセレモニー、記者会見に出席した。

 先に行われた会見では
「最初に受賞を聞いたときには、言葉が出なかった。昨日、ミュージアムでゴルフ史に残る人々に混じって、殿堂の一部に自分のロッカーがあるのを見ました。言葉では言い表せないくらい誇りに感じました。80年代にはものすごく素晴らしい思い出がたくさんある」
 と喜びを素直に表現。感動のままセレモニーに臨んだ。

 ツアー仲間ですでに殿堂入りしているベス・ダニエルに「アヤコは日本ゴルフ界のシンボル。全く違う文化、言語、食べ物などを克服して常にチャレンジし、ツアーで活躍した」と紹介されてステージへ上がると、照れ隠しに「フゥ~」と、ため息をついてスピーチ。

 英語で「ベス(ダニエル)は最初から私の英語の先生。辞書に載っていないような言葉もたくさん教えてもらった」とジョークで口火を切った。

 だが、ひととおり話した後、日本語に切り替えると一転、感無量に。両親への感謝を口にすると声を詰まらせた。

 さらに、初優勝の82年アリゾナ・コパー最終日、最終組で優勝争いをしたことから親友となり、椎間板ヘルニアの手術前後に家族ぐるみで支えてくれたパティ・リゾに向かって「リゾさん、ありがとう」と言った時には感極まって涙をこぼした。

 米女子ツアー17勝、外国人初の賞金女王(87年)にもなり、メジャーの舞台で何度も優勝争いを繰り広げた岡本がここまで海外ツアーで頑張れたのは、リゾ、ダニエルを始めパティ・シーハン、ペニー・ハメルらたくさんの友人がいたからだろう。

 岡本の影響で日本通になり、来日すると寿司やすきやきを頬張り、挨拶程度の日本語はできる米ツアーメンバーがたくさんいたことでも、そのことは明らかだ。

「殿堂入りしたことでゴルフ大使としての責任を感じています。ゴルフを通じて社会貢献できれば」と口にした岡本だが、すでに日米両ツアーの架け橋としての役割は十分に果たしている。

「私が米ツアーで学んだもっとも大切なことは、与える精神です」と、結んだ岡本。小林浩美、平瀬真由美、福嶋晃子、東尾理子、そして今後は宮里藍、諸見里しのぶと、後に続く日本選手にもその精神は伝えられていくに違いない。

 今回、セレモニーに出席した新メンバーは岡本の他に、スーパーグランドスラム(5つのメジャーすべてに優勝)を達成しているカリー・ウェブ。

 LPGA現役部門のウェブは、すでに実績では殿堂入りに十分だったが、活躍が早すぎたためツアーメンバーとなって10年という条件が整うのを待っての受賞となった。

 他にマスターズの舞台、オーガスタナショナルGCの設計者、アリスター・マッケンジー、第1回全英オープン王者、ウィリー・パーク、ゴルフ記者のバーナード・ダーウィン、そして世界ランク2位のビジェイ・シンが選ばれているが、マッケンジーら3人はすでに鬼籍に入っており、シンはスケジュールの都合で、セレモニー出席を来年に延期している。

 ゴルフ殿堂はPGAツアー/チャンピオンズツアー部門、国際投票部門、ベテラン部門、LPGA現役選手部門、LPGA引退選手部門、生涯業績部門の6部門から選出され、日本人3人目の岡本は、一昨年の青木功と同じ国際投票部門。

 日本人初となった昨年の樋口久子は、全米女子プロ優勝の実績もあるが、日本女子プロゴルフ協会会長を続けたことにより生涯業績部門での選出だった。

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