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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 7/20号
2004年更新
USGAが全米OP予選会を来年から日本で
開催と発表もJGAは“寝耳に水”の真相
 全米オープンの予選を日本で開催!? 主催のUSGA(米国ゴルフ協会)のホームページで発表されたため、一部で注目を集めたが、JGA(日本ゴルフ協会)ですら、よく詳細を把握していないというお粗末ぶり。一体、真相はどうなっているのだろうか?

 R・グーセンの優勝で幕を閉じた今年の全米オープン直後の6月23日。大会を主催するUSGAのホームページで来年の6月6日、日本と欧州で最終予選を行い、これについてUSGAは、R&A(ロイヤル&エンシェント)とJGA(日本ゴルフ協会)の助力を要請したという趣旨の発表を行った。

 これまでアメリカまで行かないと予選に出られなかった大舞台が、グンと近づいたのだから。日本のプロやトップアマたちの多くは心を躍らせたはず。

 日本での予選を取り仕切ることになるJGAの事務局に問い合わせてみた。すると「実は正式文書がまだ何も届いていないんです。いいお話なので早く詳細を送ってほしい、と言っているのですが」(大森孝・専務理事)と言うのみ。

 全米、全英の両オープンで競技委員を務める川田太三JGA国際委員会副委員長に詳細を聞くと「全米オープンの会場で、USGAの専務理事、デビッド・フェイ氏に『日本で予選をやりたい。協力してほしい』と言われました。でも『現在は来年の全英オープン日本予選について調整中なので、それが終わるまで待ってくれ』と返事をしたんです。まさかそんな状態のままUSGAが発表するとは」と溜息交じりの答えが返ってきた。

「こんなタイミングでの発表はないだろう、と怒りのメールを(フェイ氏に)送ったら、『済まない。とにかく早く知らせたかったんだ』といった返事が返ってきた」と言う川田氏によれば、USGA側のフライング発表ということになる。

 それはさておき、実際どんな選手がこの予選に挑戦できるのかは気になるところ。

 全米オープンに出場するには、大別すると、(1)ツアー等での実績で本戦出場権を得る(特別招待を含む) (2)最終予選出場の資格を得て出場し、勝ち上がる((3)も含む) (3)地区予選を勝ち抜き、最終予選を経て本戦出場、の3通りの方法がある。

 今回のUSGAの発表は、このうちの(2)について触れているのだが、それについても日本側では、USGAからの返事待ちとし「最終予選なのか、地区予選なのかすら正確にはわからない状態」(JGA・塩田良事務局長)

 USGA側に直接問い合わせたが、全米オープンの後、毎週のように主催競技が続き全米アマが終わる8月3日までは、来年の全米オープン予選どころではないというのが実情で「2カ月くらいの間には詳しく発表できると思うが、来年のことだから」という答えが、ようやくメディア担当から返ってきただけ。

 参考までに、今年の最終予選出場資格にあてはめると、過去1年のツアー競技優勝者と前年度全米オープン予選通過者(72ホール完走者)、前年度の他のメジャー30位タイまでの者、ワールドランク100位以内の者とごく限られ、実質プロ以外はほとんど可能性がない。他には、加えてUSGAがその実績を認めた者という項があるが、これらについては「あくまで今年の資格。来年については未定」(USGA)との答え。これを大幅に改訂しない限り、一般のトップアマなどにはあまり関係ないものになりそうだ。

「今年、最終予選の出場資格があるのにエントリーしなかった外国人選手は約130人いた」(USGAの発表より)ことから、より多くのゴルファーに出やすい環境を与えようとして始まった今回の門戸開放。

「いい話なのできちんとやりたい」(大森氏)、「日本を認めてくれているということだし、きちんとした形でやりたい。そのためにも、(来年の)全英予選について詳細が決まる(今年7月の)全英オープン以降にはハッキリできるだろう」(川田氏)と、関係者がいずれも前向きなのは、うれしい限りだが、出場希望のトップゴルファーは、もうしばらくお預けを食らわされることになる。

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