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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 5/25号
2004年更新
来年1月施行予定のJGAハンディ改正
やはり!? 各地区連盟で足並みの乱れが……
 日本ゴルフ協会(JGA)のハンディキャップ規定が来年から大きく変わる(4月3日号で既報)。実力をより正確に、より細かく数値化し、そしてより多くの人に取得してもらえるように、と改正されるものだが、その陰でゴルフ場側には少なからぬ負担がかかると見られる。そのため実施には、今から足並みの乱れが……。

 ハンディ規定の改正が実施されるのは来年1月1日から。現在は、地区ゴルフ連盟を通して傘下のゴルフ場や都道府県のゴルフ競技団体関係者等を対象に説明会を行っているところだが、すでに地区連盟によってかなりの温度差があるようだ。

「できるだけ多くの一般ゴルファーにハンディ取得を広めようとする主旨には賛成なので、説明会では積極的に理解を求めていきたいと思います」と語る地区連盟がある一方で、「説明会は未定です。もちろん行いますが、ゴルフ場側の理解を得るのは難しいでしょうし、ゴルフ場側の気持ちは、正直理解できますからね。実際問題として、1月1日からの移行は傘下の多くのゴルフ場でできないかもしれません」と、今から白旗を挙げる地区連盟もある。

 ゴルフ場側にとって、いったい何が問題なのだろう?

「まず準備期間が短すぎること。パソコンの管理ソフト変更の手間とコスト。実際に運用されてからは、ハンディはこれまでの1刻みの整数から0.1刻みになるので、1ラウンドごとに変動し、管理が大変……」等々、関東地区の某支配人はいろんな問題点を指摘してくれた。

 なかでも、先が思いやられるのは、月1回行われているハンディボードの並べ替えだという。1000人以上の並べ替え作業は、今でも社員2人で半日仕事。それが0.1刻みになれば、いったいどれほどの時間がかかることやら……。その前にボードそのものも、0.1刻みに対応させなければなければならないと、今から頭を痛めている。

 それならばいっそのことJGAハンディの集計はしばらく見合わせ、現行のクラブハンディ(クラブのハンディ委員会が査定する数値で、JGAハンディ査定から上下15パーセント以内での調整が認められている)だけにしようと考えるゴルフ場も多い。

「3月に東日本支配人連合会の会合(3月)がありましたが、しばらく周囲の様子を見てからにしたいと答える支配人が多かったですね。というのも、出席したある地区連盟の担当者に細かな説明を求めても、曖昧な返事ばかりなんですよ。連盟がはっきりしないから、不安感がぬぐえず……」といって飛び出したのが、かつて距離表示がJGAの規定によりヤードからメートルに、そしてすぐにまたヤードに戻った昔話だった。

「あれには随分泣かされました。あの苦い経験を思い出して、あの二の舞になるのでは、なんて話も飛び交いましたね」

 もはやトラウマである。また、ゴルフ場への説明に当たるある連盟職員の中には、「体制が整うまでは、クラブハンディの査定だけでもいいでしょう。ただし、地区連盟主催競技の出場者にはJGAハンディを査定してください。その場合、コース側で査定して連盟に承認してもらう形式を取るコースでは、7.0とか8.0といった整数ばかりにしないこと。小数点以下ももっともらしい数字にしてください」と内々に秘策を伝授する人もいたとか。

 こうしたゴルフ場側の反応に、JGAはどう答えるのか。

「確かに説明不足であったことは認め、反省しております。現在は地区連盟との会合を通じて、ゴルフ場の意見や要望をヒアリングしているところです」(大森孝専務理事)

 今後はそうしたゴルフ場の声に具体的に答えながら、新ハンディ制度の理解と協力を求めていく方針という。

「新しい試みなので、最初はゴルフ場にもご迷惑をおかけするかもしれませんが、最終的にはプレーヤーの増加、底辺の拡大につながる改正だと考えています」(大森氏)

 さて、来年1月、あなたのハンディは整数のまま? それともコンマ付き?

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