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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 2/18号
2003年更新
ゴルファーアンケート実施、18Hスルーの
実施やプレー仲間の紹介が集客のカギ?
 日本ゴルフ協会など関連16団体で構成されるゴルフサミット会議では昨年夏、市場の活性化方策を検討する目的で、ゴルフ場利用者などを対象に全国的なアンケート調査を実施した。そこから見えてきた、今のゴルフ場利用者の実情を紹介する。

 今回の調査は全国193コースの利用者から無作為に抽出した4500人に依頼、うち923人から有効回答が得られた。内訳は男性770人、女性139人(無記入14人)。年齢では、50歳以上が627人、50歳未満が284人(無記入10人)で、集計も50歳以上と未満で分けて発表された。

 ただ、この調査対象は、ゴルフ場側の依頼が、いわゆる顔馴染みのコアゴルファー層に偏ったようだ。01年の年間コース利用回数「13~36回」の人が37.4パーセント、「37~60回」が30.2パーセント、さらに「61回以上」が14.3パーセントもいる。

「ひと昔前は、月一ゴルファーが中心でしたが、今は年数回の人とコアゴルファーと2極化されているのが実情。ですから、この調査からは後者の実態を測ることはできますが、ゴルファーの全体像をとらえているとはいえないのでは」と言うのはゴルフ場経営アドバイザーの菊地英樹氏。ただし「コアのゴルファーのニーズを知ることは今後の経営に大変参考になるんです。用具の流行が、トップアマから広がるのと同じですから」とも語る。

 その上で、同氏が注目したのが希望プレー料金(総額)だ。平日9000円以下を希望した人は、全体で73パーセントとかなり高い割合で、「1万円くらい」と答えた人を合わせると、実に93.5パーセントにものぼる。同様に、土曜日でも「1万円くらい」からそれ以下を希望した人の合計は66.9パーセントもの高率になっている。

 そして、「サービスの利用意向」(そのサービスが実施されれば利用回数を増やしたいとするサービス内容)の設問では「料金改定」と答えた人が67.3パーセントにものぼり、45.2パーセントの人が「サービスが落ちても安いほう」が利用意向が高いと答えている。料金の値下げは限界との声もあるが、利用者の多くが更なる値下げを希望しており、この値下げ歓迎ムードはまだまだ弱まらないようだ。

 料金改定に次いで希望が多かったのが「18ホールスループレー」で全体の64.8パーセントが要望。実際、このシステムを導入しているコースに聞くと、「私どもは昼食休みを取るかスルーかの選択性を取っていますが、スルーを希望される方は年々増え、今では半分弱までになりました」(千葉県・アカデミアヒルズCC)とか。このサービスは、意外と早く広がるのかも。

 もうひとつ気になるのが、利用回数の増減。全体の26.5パーセントの人が「減った」と答えているのだが、その理由は多い順に「お金がかかるから」「仕事が忙しい」「一緒にプレーする人が減った」。だが、50歳以上に限れば、上位2つの理由は減る半面、「一緒に~」が増え、「お金~」と並び31.6パーセントでもっとも多かった。

 どうやら高齢になるほどゴルフ仲間の有無が重要で、ひとりのゴルファーの足が遠のけば、周囲のゴルフ仲間のプレー回数も減るという、負の相乗効果が認められる。

「2サムや1人プレーに対するスムーズな運営がますます大事になりますが、同時に会員のゴルフ仲間を増やす工夫も必要ということですね」(菊地氏)

 図らずもそれを実践しているのが、群馬県の鳳凰GCだ。「もともとはメンバーさんの優越感を満たし、くつろいでもらおうと昨年設けたメンバーズルームですが、そこで私たちが会員さんを相互に紹介したところ、新たな交流が生まれ、顔見知りが増えてひとりでも来やすくなったのか、フリーで来られるメンバーさんが増えました」(営業本部・轡田(くつわだ)弘文氏)

 コアゴルファーのニーズをすくい上げての対応は、前例もあり、実現もしやすい。残る問題は、新しいゴルファーの呼び込みだろう。その答えは、ここからは見えてこないが……。

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