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週刊ゴルフダイジェスト BACK9の内容をほぼそのまま転載しています。バックナンバーを保存しておきますので、ご利用ください。

週刊ゴルフダイジェスト 4/23号
今年のマスターズは距離伸び、飛ばし屋有利
掛け率で断トツのウッズに続く選手は誰?
 毎年、マスターズ前になると、欧米のスポーツ・ベッティング(賭け)会社は、優勝者予想のオッズ(賭け率)の計算に忙しい。今年もやはり本命はウッズなのだが……。

 今年のオッズは、ここ数年と比べ微妙に変化している。もっとも知られている優勝者予想は、米国GOLF DIGEST誌(以下=米GD誌)のものだが、ウッズのオッズは98年が5対1、99年は12対1(この年はD・デュバルがトップで10対1)ときて、00年はなんとウッズが負けるほうに5対1のオッズがつけられている。史上初の負けの賭け率ということで皆を驚かせたものだが、さすがにやりすぎと思ったか、昨年と今年のオッズは3対1で落ち付いている。

 しかし、昨年のオッズでは、E・エルス、D・ラブIII、P・ミケルソンの3人が10対1のオッズでタイガーを追っているのに対し、今年は10対1のオッズはエルスひとりだけ。ウッズの倍率が同じだが、他が下がっている分、競争相手が少なくなっているともいえるだろう。

 米GD誌と英国の有名な賭け屋、ラッド・ブロークス社のオッズで、エルスがともに2位に来ているのは、今年のジェニュイティ選手権でウッズの追撃をかわしての優勝が評価されたものだろう。

 米GD誌での3位はデュバルだが、本人も「脱線していたが、ようやく軌道に乗ってきた」と語るように、マスターズ直前に調子が戻ってきているのが評価されているようだ。過去4年間、最悪の成績でも6位タイとつねに優勝に絡んできている実績から、ゴルフウェブ(PGAツアーとの共同運営)のHPでは、デュバルをイチ押しにしているほど。

 実力だけでいえば、ミケルソンのほうがエルスよりも上なのかもしれないが、ウッズに敗れた今年のベイヒル招待やプレーヤーズ選手権などを見ていると、上位にはきても、優勝は難しいといった気がしないではない。

 今年ビュイック招待で優勝、最近の7試合中6試合でトップ10入りしているオラサバルは大穴といえるが、距離が伸びた今年のオーガスタに非力なオラサバルがどこまで通用するかは不安材料だ。そうした意味では、本命はやはりウッズ以外には考えられないのだろう。

 なにしろオッズの上位に来ている選手は、皆飛ばし屋ばかり。米GD誌の上位5人の平均飛距離は、なんと288.9ヤード。コース改造した際、「ドライバーで280ヤード以上飛ばせなくては、マスターズに勝てなくなった」と嘆いていたのはN・プライスだが、オッズで見る限り、平均で290ヤード前後の飛距離がないと優勝も望めない状況に変わりつつあるようだ。そうした意味でも、今年J・デーリーに次いで平均296.8ヤードの飛距離を誇るウッズがやはり大本命となる。

 ちなみに、昨年4位になった伊沢をはじめとし、史上初の4人出場で期待が持たれる日本人選手のオッズはというと、ラッド・ブロークスでは、「日本人プレーヤー? 一体誰が出ているのか教えてくれ」と、丸山、伊沢、片山、谷口の名前やスペルまで聞かれる始末。つまり、リスト外で賭け率すら出ていないというわけだ。日本人選手をまったく度外視したラッド・ブロークスの鼻をあかすようなプレーを見せてもらいたいものだ。

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