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まず、そのオーソドックスなヘッド形状に惹かれてしまう。プロもソソられるような、トラディショナルなデザインを踏襲しつつ、実は誰にも構えやすく、非常に打ちやすい印象を受けた逸品である。そして、ややトップ気味にインパクトしても、球を拾いやすい。ライに影響されにくいような感覚を覚えた。

スコアラインの下2、3本でトップ目に入れば、しっかりボールを捉えてくれる安心感があるのは実に心強い。たとえばフェアウェーバンカーから、残り150ヤードをクリーンに打たなければならないといった状況でも安心である。キャビティバックに慣れ親しんでいるゴルファーには、逆に多少の違和感を覚える可能性もあろう。だが、ちょっと打ってみて、私を虜にしたアイアンである。中上級者には、その面構えと打ち易さに、十分な満足感を与えてくれるはずだ。