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悟のゴルフ〜頭を使って70台を叩き出す〜

最短で上達する情報満載

悟のゴルフ〜頭を使って70台を叩き出す〜

 

第八章 ゴルフの力み

ゴルフの力み

ゴルフのスイングにおいて力みは禁物。さすがに、アドレスの状態から、「さあ脱力してみましょう」と言われて、下半身もすべて脱力し、膝から地面へガクンと砕け落ちるような人はいない。だが、どこを脱力すべき点として意識すべきか曖昧である。たとえば、腹筋を鍛える場合。歯を食いしばって、鍛えてる感のある形相をしてみても、その表情が腹筋に効果的とは言い難い。明らかに、ムダな力みであることは間違いない。では、スイングにおいて、パワーロスやバランスを崩すムダな明らかな力みとは何か?具体的には、一体どの部分の力みをなくし、リラックスすべきなのか?

腰なのか、肩なのか、腕なのか?

第七章では、気持ち良さがゴルフのあらゆる原点だと説いた。スイングにおいては、自然の重力に委ねた振り子の動きを感じ、それに従うことが、万人にとって気持ちの良いスイング、再現性の高いスイングにつながる話をした。当然、腕や肩がガチガチに力んでしまっては、自然に委ねたしなやかな振り子の動きなど到底できはしない。自然に反する気持ちの悪さの呪縛から、逃れることはできまい。具体的に、どこをリラックスすべきか?腰から上なのか、肩なのか、腕なのか?

私は具体的に、胸から上だと考える。胸から上の力みは、スイングの気持ち良さにとって、大きな障害をもたらす。胸から上、つまり胸に始まり、肩、上腕部、前腕部に至るまで、可能な限り脱力すべし。腕の重さ+クラブの重さを感じるように、重力に任せて、肩からぶら下がっている感覚だ。テークバックの軌道?トップの位置?切り返しのタイミング?そんなことは胸から上は一切感知しない。下半身の捻転やウエイトシフトで、振られるままに動くだけ。胸から上の小手先で制御すべきではないのだ。

脇は締めるべきではない

力みを生む大いなる誤解。それは脇。脇は締めてはいけない。締めれば、胸に力みが生じるからだ。「脇を締める」を誤解なきよう、正確に表現するならば、「両肘が地面を指して、なおかつ体のやや内側に入っている状態をキープする」ということ。そうすれば、脇は勝手に締まる。脇は締めるものではなく、締まるものなのだ。かくして、ムダな力みに邪魔されることなく、上半身が一体となる。脇にタオルを挟む練習も良いが、脇が締まる感覚を正確に理解していなければ、逆に、力みを生む練習になってしまうことは、言うまでもない。

力みをなくせば、自然の重力に委ねた気持ちの良いスイングになる。何よりのメリットは感覚が高まること。ヘッドの重みやシャフトのしなりを感じ、左手の親指の延長上にヘッドのポジションを感じ、左手の親指の爪がフェースの向きを感じさせてくれる。こうした繊細な感覚が磨かれれば、70台への扉は自ずと開かれるはずである。

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伊藤正治プロ
伊藤正治プロ

1959年生まれの東京都出身。中学2年生でゴルフを始めて以来、上達のための様々な工夫を実践。日本大学ゴルフ部に進み、アマチュアとして日本オープンに出場。プロ転向後もツアーで活躍。ティーチングに専念してからは経験を活かし後進を指導。愛弟子に'07日本女子アマを制した大学生の綾田絋子さんを始め、多数のトップアマチュアから師事される超多忙プロ。自身も日本オープンでの再起を目指して奮闘中。

  『Japan Open 27年ぶり出場目指して…』
 

悟のゴルフ バックナンバー

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第十二章 無意識に自分を洗脳してはいまいか?
第十一章 1日のメンタル・スタミナ
第十章 パソコンで何ができるの??
第九章 その日の真っ直ぐ探し、できますか?
第八章 ゴルフの力み
第七章 ゴルフは“気持ち良さ”があらゆる原点
第六章 科学で近道、努力には時間をかける
第五章 「技の引き出し」を増やす
第四章 イメージが湧けばスコアは縮まる
第三章 完璧主義 < 楽観主義
第二章 「無」が発想の源
第一章 覚悟のセットアップ
 

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