No.450 『球落ちの原因はフォロースピード』 7/28更新


ドライバーが上手く打てない。

「最近の僕の悩みは、ドライバーです。いい感じで当たったと思っても、最後まで上がりきらないような失速したボールになったり、極端な引っかけが出たりしています。当たった感触はいいので、非常に悔しい思いをします。何が原因で、こんなミスが出るのでしょうか」

（栃木県・33歳）

貴兄と同じ経験を私もやりました。昨年暮れから今年の５月にかけての球落ち状態。ショックでしたね。

24歳でゴルフを始め、伸びる球は打てても落ちる球など打たないと思って来たのに突然の球落ち現象。最初は新しいシャフトのせいかと思った。硬さか、シャフトしなりのバランスが合っていないのか、と。

それならばシャフトを替えて打ってみりゃいい。元のシャフトで打ってみた。球は落ちた。

５年前のクラブで打った。落ちた。

スウィングと体状態のチェックに入った。フォローのスピードが落ちていた。０・２秒のスピード落ちでした。愕然となりました。

フォローのスピード落ちれば球落ちは起きるものなれど、我が身に落ちが起きるとは。しかし、現実ではあった。

偶然の出来事でした。新しいシャフトのクラブとフォロースピードの落ちた時が重なり合ったのは。昨年９月、左腕の左肩より５センチ手首寄りの部分を痛めてはいたが、それがフォロースピードを落としていたのに気付いたのはその時である。

たかが左腕の痛みぐらいでと軽く考えていたが、球は落ちていた。腕の痛みは五十肩の始まりかと思っていたが靭帯断裂でした。

左腕が伸びきらずにフォロー弧が小さくなってのフォロースピード落ち。そして球落ち。

貴兄の球落ちの原因がどこにあるのかは分からないが、フォロースピード落ちれば球落ちが起きるは理論で分かっている事。

私の球落ちは左腕の筋力が落ちたが為のフォロー時の左腕の縮まりでありました。靭帯切れてすぐに筋力は落ちなかった。２カ月経って筋力は落ちの姿を見せました。

貴兄の左腕か右腕、あるいは左肩か左腰に異常ないのであればスウィングに問題ありと考えればいいでしょう。

狭いホールでシビレた事はないか、ミスを怖れてシビレ打ちしてないか？　シビレるとフォローは縮む。縮めばフォロースピード落ちて球は落ちる。

いずれにしてもフォロースピード落ちが球落ちの原因ではある。

スウィングだけの問題であればショートスウィングで球を打てばよい。６アイアンで50球、次にドライバーで30球の一回の練習で90球をショートスウィングで打つのです。

左腕を痛めた私は「ジャイロスウィング」を見つけました。今、球落ちはありません。球は伸びています。

「ジャイロスウィング」で250ヤード打てている。「ジャイロ」で始めたときは220ヤードのドライバー飛距離だったが、30ヤード伸びて来た。

貴兄はフォロースピードを上げる努力と工夫に入れ。左腕の伸びたフォローを求める。健闘を祈る。