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No.273 『ラフからの振り抜き』 
12/9更新
 
 開く、それとも閉じる?
 
 ラフからはフェースを開いて、鎌で根っこを切るように打てばいいと聞いたことがありますが、フェースを立ててラフの隙間に刃を入れていくイメージが必要ということも聞きました。ラフからはフェースを開けばいいのか、閉じればいいのか。塾長、ラフからのフェースの扱い方を教えてください。
 
(岐阜県・31歳)
 
 
鈍角が打ち抜けます 
 どの程度のラフの長さであるのか、生えている方向は、ラフ草種類は何か、雨の降った後か降る前か、それとも長き乾きの日々なのか、狙いの距離はどれ程か、と諸々の条件でフェースの開きは変わってきます。 
草と鉄、どっちが強いかと申せば鉄。クラブヘッドの勝ちでしょう。ヘッドがラフに負けると言うが、ヘッドスピードが負けるだけの事。打ち抜く事が出来りゃ、ラフに負けるの勝つだのの論は終息する。
 
打ち抜きたけりゃ、鋭角に入れるよりは鈍角に入れた方がよい。同じ位置、鋭角に入れたり鈍角に入れたりしてみりゃ分かる筈。
 
10センチ迄の長さであれば鈍角に入れた方が打ち抜けるものです。また、飛距離を必要としないグリーン周りの20センチのラフではゆっくりと振ればピンは狙えるものだ。
 
力の要らないところで力を入れ、力の要るところで力を抜くのがハンディ13以上のアマチュアの方かと思う。そしてクラブフェースの開き方を間違えてしまう。
 
NHK教育テレビで放送中の坂田信弘の「ザ・ゴルフレッスン」を見ていただきたい。同番組のテキストをお読みになって貰いたい。貴兄の疑問に答えております。木曜日、夜9時35分より10時迄の25分間。月曜日は木曜日分の再放送で昼の12時より12時25分迄の25分間。
 
ラフからのショット解説は文字だけよりは映像、写真付きの文字の方が遥かに分かり易いものだと思います。その番組を御覧になって理解いまだ不十分とあらば一報あれ。私の下手なイラスト解説で説明しましょう。
 
今はその説明、不要である事を願うばかり。
 
 
 この「野性塾スペシャル版」は週刊GDの過去の連載からピックアップして転載したものであり、周囲の状況が現在と異なっていることが多々あります。
 
 
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