たんげ・すぐる●1982年、茨城県出身。フットサルの選手として日本代表を務めた経験を活かして、
現在はジュニア向けのフットサルスクール「アルコイリス」を主宰。
ゴルフが大好きで、ストリートでも着られるゴルフアパレル「アンバージュ」の代表も務めている。ベストスコアは86。

ニコンのレーザー距離計は、知り合いに借りて使ったことがありましたが、最新モデルを手にするのは初めてです。思ったよりも本体が小さくて軽量ですね。付属のケースに入れてベルトに付けておいても、まったく気になりません。これならプレー中も違和感なく使えそうです。
今回訪れたのは、箱根湖畔ゴルフコース。芦ノ湖のすぐ近くに位置していてリゾートコースの雰囲気があり、洋芝のフェアウェイがとてもキレイなゴルフ場です。スタートホールの1番は、594ヤードのパー5。軽い右ドッグレッグの打ち下ろしです。いつもの僕のゴルフならば、迷うことなくドライバーでフェアウェイ中央あたりを狙って打っていくのですが……。これまでの4回の記事を参考に『COOLSHOT 40i』を取り出して、フェアウェイ奥にある木までの距離を計ってみました。
打ち下ろしを加味した木までの加減算距離は、245.2ヤード。見た感じよりも木までの距離が短くて、ドライバーで芯に当たると、ちょうど木まで届いてしまいそうです。ドライバーを使うなら、狙うべき場所はフェアウェイの右サイドだと分かりました。
これまで僕は、レーザー距離計はピンまでの距離を測るものだと思っていましたが、それだけではないんですね。きちんと狙い場所を定めるために、ティショットでも活用すべきなんです。これを知っただけでも、1ラウンドで1つか2つはスコアが縮まりそうですよ(笑)

1番ホールのサードショットは、フェアウェイ右サイドからの池越えになりました。ピンまでの距離を『COOLSHOT 40i』で測ると、加減算距離は135.6ヤード。いつもの僕ならこれだけで打ってしまうのですが、今回は手前の池までの距離も測ってみました。すると、池の奥のエッジまでの距離は97.4ヤードです。池をクリアするのに必要なキャリーとピンまでの間には、約40ヤードもあることが分かりました。目測では、もっと距離がないようにも見えていたのですが……。
これで分かったのは、大ミスして40ヤードをショートしても池は越えてくれるだろうということ。そして、たとえ140ヤードの距離を打っても、ピン奥のグリーンには残ってくれるということです。そう考えると、池越えのシチュエーションのショットでも、ずいぶんとラクな気持ちで打てます。
8番アイアンで打った僕のサードショットは、なんとピンの右サイド2.5メートルに付いて、朝からバーディーをゲット! これもティショットからレーザー距離計を使って、きちんとコース戦略しておいた結果ですね。

5番ホールは、とても景観がいい395ヤードのパー4。豪快な打ち下ろしになっていて、目の前には雄大な箱根の山々を望むことができます。しかし、これだけの大きな打ち下ろしになると、ティショットで自分のボールがどのぐらい飛んでいくのか、まるで検討がつきません。
コースレイアウトで気になるのは、右サイドのバンカーです。奥エッジまでの距離を『COOLSHOT 40i』で測ってみると、直線距離で250ヤード、打ち下ろしを加味した打つべき距離の目安は204ヤードでした。つまり204ヤード以上打てればバンカーを避けられることになります。ドライバーで打てば、なんとかキャリーで越えるので問題にはならなさそうです。逆にスプーンを選択してミスショットした場合は、バンカーにつかまってしまうでしょうね。
こういった状況の番手選びでも、高低差を加味した打つべき距離の目安を表示できる『COOLSHOT 40i』がとても役に立ってくれます。これまでの自分のゴルフは、ボールを実際に打ってみないとどうなるか分からないという、当てずっぽうのゴルフだったと思います。打つべき距離をちゃんと分かっていないことが、スコアを崩す要因になっていたんですね。スコアアップを目指すなら、『COOLSHOT 40i』が必須です。今回使ってみて、それがよく分かりました。ゴルフ好きの周りの友人にも、ぜひ勧めたいと思います。