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■正しくアドレスしただけでは
良いスイングはできない

人間の感覚というのは実にアバウト。感覚はスイングの状態や体調にも大きく影響される。という事は「感覚だけに頼り切ったアドレスは再現性がない」という事になる。だからこそ、何か基準となるものが必要だし、その基準に感覚を合わせる方法も必要である。

アドレスで方向を作る際に基準にするものと言えば“マーキング（スパット）”。マーキングはボールの飛球方向に目印をつけるのが一般的。しかし、僕の場合はボールの飛球方向だけではなく、飛球線後方にもマーキングをする。ボールを中心としたこの2つのマーキングを結んだラインこそが“正しくスイングをするための生命線”だと考えるからだ。

一般的な（飛球方向だけの）マーキングのラインにフェースをセットしただけでは、ただナイススイングをするひとつの準備ができたに過ぎない。それに対して“どこへテークバックをするか”、僕のレッスンではこちらの方が重要と教えている。これをガイドするのが飛球後方のラインなのだ。