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 > 雑誌・出版情報 > 江連忠ゴルフアカデミー・特別レッスン「E-レッスン」

連載第3回目のテーマは「オンプレーンスウィング」です。
フックやスライスの原因のほとんどは、ダウンスウィングで
クラブがボールに向かっていく軌道に問題があります。
その軌道が理想的な「オンプレーン」であれば、
飛んで曲がらないボールが打てますよ。

 オンプレーンスウィングとは?
  アドレス時のシャフトラインにクラブを下ろす

アドレス時のシャフトラインにクラブを下ろす

プレーンとはスウィング中にクラブが描く軌道のことで、オンプレーンとはダウンスウィングでアドレス時のシャフトのラインに、その軌道がピッタリ戻ってくることを言います。ちなみにアドレス時のシャフトラインよりも上から下りてくるのはアウトサイドイン、反対に下から下りてくるのはインサイドアウトと言います。
 アマチュアの8割から9割はアウトサイドインのスウィング軌道で、そのために圧倒的にスライサーが
多いことも覚えておきましょう。

 重い「E-ドライバー」を振ろう
  クラブの重みで「振られる」感覚を身に付ける

クラブの重みで「振られる」感覚を身に付ける

なかなかオンプレーンにならない最大の原因は、クラブを振ろう、ボールに当てようという意識から生じるリキみです。そこで登場するのが「E-ドライバー」。総重量が550グラムと重くなっているため、クラブを「振る」というより「振られる」感覚が身に付くでしょう。
 同じ理由から竹ぼうきなどの長いモノを振ることも、振られる感覚が身につきます。できれば左足を大きく踏みこんで、連続でのステップ打ちをすればリズムもよくなりますし、上体のリキみも自然と抜けることでしょう。

「E-チューブ」で練習しよう
  ダウンで右ひじを体の近いところへ下ろす

ダウンで右ひじを体の近いところへ下ろす

ダウンスウィングでの右ひじは、できるだけ体の近くを通すことがオンプレーンスウィングを身につけるポイントです。そこで右ひじと右足を「E-チューブ」で結び、スウィングをしてみましょう。自分で落とすのではなく、重力を利用してひじ、腕、そしてクラブが落ちる感覚を体感してください。
 次に左足でもやってみてください。実際にボールを打たず、素振りやボディドリルでも構いません。多くのアマチュアはダウンスウィングで右脇が開くため、それがアウトサイドインの軌道を生む結果になっていることを覚えておいてください。

「ボールを打つ前に、しっかりとオンプレーンスウィングを理解し、またその体の動きをしっかりと体で感じましょう。それが上達の最大の早道ですよ。頑張ってください。」

構成/山中賢介 写真/岡沢裕行