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はみ出し 屋根裏TALK

【「ゴルフは100球打つより見てなんぼ!」出版記念短期連載】“解説のプロ”が教える、もっともっと上達の役に立つトーナメントの見方!
【「ゴルフは100球打つより見てなんぼ!」出版記念短期連載】“解説のプロ”が教える、もっともっと上達の役に立つトーナメントの見方!
①オーストラリアも中国もヨーロッパの仲間入り!?

S・バレステロス(スペイン・写真)やN・ファルド(イングランド)
の活躍も、欧州ツアーが活気を取り戻すきっかけとなった

こんにちは、タケ小山です。今月は、いよいよ「THE OPEN」、全英オープンが開催されますね。「7月にやっているのに、全英はいつも寒そうだ」と思いませんか? 実は、本当に寒いんですよ、これが。今年は『ミュアフィールド』で開催されますが、ミュアフィールドがあるスコットランド・エジンバラの7月の平均気温は、最高19℃、最低10℃前後。しかも、雨も多い。いつも天候がいい米ツアーを転戦している選手にとっては、この天候との戦いでもあるんです。
 しかし、欧州ツアーを転戦しているプロたちは、こういう天候にも強い! 全英では、過去5年間で欧州ツアーに参戦している選手が4勝も挙げています。雨ニモマケズ風ニモマケズ……。どんな状況でも自分のプレーができる、タフな選手が多いというわけです。今回は、その欧州ツアーの話をしましょう。

現在のスタイルの欧州ツアーが始まったのは、1972年。それ以前の欧州ツアーは、基本的にイングランドとアイルランドだけで開催していました。しかし、このままでは試合数を増やすことができず、ツアー自体の価値が下がると考えた欧州ツアーは、イタリアやフランス、北欧などを含めた、いわゆる『コンチネンタル・ヨーロッパ』でツアーを行い、規模を拡大していきました。
 米ツアーが、各州や地域のオープン競技を米ツアーとして組み込んで構築しているのに対し、欧州ツアーは、各国のナショナルオープンを中心にツアーを作っているのが特徴。欧州各国はもちろん、アメリカ大陸とは反対側の東方面にツアーを拡大し、今では中東、南アフリカ、さらには東アジア、中国の試合も、欧州ツアーに組み込まれるという、現在の形になったのです。

1990年代前半までは、世界第2位だった日本ツアーも、この欧州ツアーの勢いに負けて、現在は世界第3位に転落。ツアーの規模が約250億円といわれる世界ナンバー1の米ツアーには及ばないものの、ツアー規模で約150億円を誇る欧州ツアーは、欧州各国やアジア、オセアニアとの共同開催によって、市場を拡大することに成功したのです(日本のツアー規模は約33億円)。その結果、ツアー自体の価値が上がり、米メジャーで勝てる多くの選手を輩出することができたというわけです。

 

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