ゴルフは上達したいが仕事が忙しいというビジネスマンにとって、最も手軽にできる練習は“素振り”だろう。素振りをすればスイングが固まり、ヘッドスピードが向上するなどのメリットがある。しかし、分かっていてもなかなかできないのがゴルファーの本音だ。手軽にできる反面、地味で面白くないというのがその理由のひとつといえるだろう。

そんなゴルファーには、スイングトレーナー「mono swing」がオススメ。多くのアマチュアを指導し、テレビやラジオなどでも活躍する藤井誠プロが推奨する練習グッズだ。

一見すると、両端にグリップが付いた素振り専用アイテムと思われるかもしれないが、この「mono swing」は、ラウンド前のストレッチから、終了後の体のケアまでをこなす逸品。それぞれに基本となる動きから応用編の動きまで、何種類も用意されているので飽きずに愛用することができるのだ。

スイング時における「mono swing」の特徴は、中に砂鉄が入っていることだ。スイングすれば砂鉄が移動し、スイングの善し悪しを教えてくれる。

「砂が移動することで、バックスイングでは、正しいコックの仕方を教えてくれます。インパクトからフォローにかけては砂を移動させることが、ヘッドを走らせるイメージと重なり効率の良いスイングを教えてくれます」と語るのは、「mono swing」を愛用する綾田紘子プロ。

「初めて使ったのは1か月くらい前でした。砂が入っているんですが、振ると砂の位置が分かるのでどこでヘッドが加速するかイメージしやすいんです」とお気に入りの様子だ。

そんな、綾田プロに「mono swing」の効果的な使用方法を聞いた。「一番最初に素振りして、終わった後に逆で（左で）素振りをします。フォローにかけては遠心力が大事で、ヘッドが立ったスイングをすれば、砂が先に落ちてくることはありません。タイミングが合わないと、インパクトよりだいぶ前に音がしてしまいます。スイングのスピードがインパクトからあまり変わらない方は音が長くなってしまうのではないでしょうか。インパクトの直前から加速させて、砂の音を短く鳴らすイメージですね」とのこと。