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クラブハウス探訪
恵庭カントリー倶楽部  6/23 更新
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 格式とともに 開放感を同居させたハウス

フロント

所在地/北海道恵庭市盤尻53-2
電 話/0123-3-0001
開 場/平成3年6月8日
コース/27H 10402Y P108
ハウス設計/鹿島建設(株)
ハウス施工/鹿島建設(株)
延べ床面積/7540.894平方m
構造/S+RC造

セルフプレーのカジュアルゴルフが普及したのは、時代の要求。同時にクラブハウスも機能性が最重要視されている。しかし、広大な緑の絨毯は、やはり、特別な空間ではある。雄大な自然のなかでリッチな気分を味わうといった非日常というコンセプトも、ゴルフ場ならではのもの。恵庭カントリー倶楽部のハウスは、まさにそんな考えで設計された。

 恵庭CCのコースは、フラットで広々としている。その北海道の自然の雄大さをクラブハウスで具現化しているような造りである。まず、エントランスホールは、10メートルにおよぶ吹抜け。湾曲した天井と大理石の太い柱が、いきなり蕫非日常﨟を演出している。柱や天井が乳白色なのに対して、目線を下げると、フロントカウンター、フロント奥、また、対面する待ち合いスペースやショップは、マホガニー調のシックな色彩でまとめられている。

 ホール奥は、左右に分かれた階段。ちょうどエントランスやフロントが中2階で、2階にコンペルームやロッカールーム、1階にレストランやスタートテラスという構造である。ホール奥の階段を下りた突き当たりがラウンジになっており、吹抜けのレストランといい、米国東部や南部にある歴史ある名門ゴルフ場のハウスの雰囲気がある。

「設計は、鹿島建設ですが、米国のデザイン事務所も一緒にデザインに関わった経緯があります。それに、ゴルフ場として、ゴルフの原点を追求しながら、歴史を重ねて頂点を目指すということが念頭にあったので、クラブハウスも単なる豪華な社交場ではなく、古き良き時代を彷彿とさせるイメージを大切にしたのだと思います。クラブハウスには、秩序あるくつろぎを得るために、格式と開放感を同居させ、サービスは押しつけがましくなく、自然に空気のように提供できる空間を求めた結果がこのハウスということです」(支配人・塩田渥法氏)



ハウス外観 レストラン"
ハウス外観 20卓のテーブルがゆったりと並べられたレストラン。上部は吹抜けと高窓からの採光、下部はガラス張りでコースを見渡せる
ラウンジ VIPルーム
コース側に面したラウンジは、ブルー調の家具が配置され、重厚感の漂うハウスのなかでもっともカジュアルな雰囲気の場所 重要な会議などにも使われるVIPルーム
ロッカー 浴室
通路を広く取っているものの、ロッカーそのものはオーソドックスで実用的。男性300本、女性56本 浴室は男女共に浴槽が大きいのが印象的


つづく
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ゴルフ場セミナーより転載

ゴルフ場の運営に携わる専門家向けに発行されている、ゴルフダイジェスト社発行「ゴルフ場セミナー」誌のカラー企画「クラブハウス探訪」からの転載です

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