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クラブハウス探訪
佐賀カントリー倶楽部  5/22 更新
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 時代に即したハウスをコンセプトに コースとの一体化を図る

フロント

所在地/佐賀県三養基郡北茂安町白壁2785
電 話/0942-89-2049
開 場/昭和46年5月11日
コース/18H 6754Y P72
ハウス設計/(株)久米設計
ハウス施工/松尾建設(株)
延べ床面積/3604.41平方m
構造/鉄筋コンクリート

既設コースのハウスの新築は、その多くが老朽化が原因である。「設備が古くなったから」は当然ながら、施設が時代に即応しなくなるケースも多い。佐賀カントリー倶楽部の旧ハウスも老朽化が、ハード、ソフト両面で見えたという。時代に適応する間取り、そして設備を新ハウスに採用した。そのひとつがISO14001の認証取得にも現れている。

 ハウスの敷地は傾斜地である。そのため、2階建てではあるが、それそれの階が地続きの、高低差を生かした造りになっている。「環境面に配慮したということです。エコアイスや蛍光球の多用、節水型器具の選定など、設計の久米設計がISO14001をこのハウスで取得するために、いろいろな面で留意しています。ゴルフ場側としても、現在のゴルファーに対応するように、華美にならず使いやすさを優先させました」(常務取締役支配人・高橋俊夫氏)

 以前はコンペルームがなく、天井も低く、重厚だが暗かったハウスを、明るくし、従業員、来場者とも動線を短くし、少人数運営が可能な造りとした。カジュアルを好むゴルファーの感覚に合わせつつ、レストランを一番見晴のいい位置に据え、その隣のラウンジは、ざわつきを考えてあえてガラスで囲んだ。大きなガラスの仕切りがあることで、レストランは却って奥行きが感じられる。コースは名匠井上誠一設計だが、ハウスは機能的でも落ち着きがあることで、現代風の一体化を目指したという。

 ロッカーを地階にしたのも、地元のゴルファーが多い同CCでは、フロントで受付を済ませれば、スタートテラス前の練習グリーンやアプローチ練習場などに足を運ぶことが多いことを考慮してのもの。プレー本位のハウスでもある。



ハウス外観 レストラン"
コース側からの外観 レストランはコース側の一番見晴しのいい位置。2列で4人がけ18卓
ラウンジ ショップ
レストラン手前のラウンジ。位置的にはロビー横なので、朝夕の待ち合わせなどに使われる フロント横にあるショップ。実用品が中心だが、試打用クラブなども多く置いてある
浴室 脱衣室
浴室は男女ともオーソドックス。男性だけサウナがある 脱衣室は、男性が洗面コーナーが別になっている。女性の洗面はひとつひとつ個別に区切られている


つづく
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ゴルフ場セミナーより転載

ゴルフ場の運営に携わる専門家向けに発行されている、ゴルフダイジェスト社発行「ゴルフ場セミナー」誌のカラー企画「クラブハウス探訪」からの転載です

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