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クラブハウス探訪
小野ゴルフ倶楽部  12/26 更新
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 小さく質素にみえて こだわりの細工もあり 機能的でもある

フロントロビー

所在地/兵庫県小野市来住1225
電 話/0794-63-1212
開 場昭和36年11月3日
コース/8H 6915Y P72
ハウス設計/(株)竹中工務店
ハウス施工/(株)竹中工務店
延べ床面積/1851.4平方m
構造/鉄骨木造。一部モルタル

最近は華美なハウスが影を潜め、機能性が強調されている。確かに時代のニーズと言えるだろう。しかし、ゴルフ場という、くつろぎのスポーツ施設のクラブハウスは、本来、華美でも大仰でもなかったはず。開場40年を過ぎた名門、小野ゴルフ倶楽部のハウスは、そんな当たり前の落ち着きと機能性を示してくれている。

 県立の自然公園の中にあり、すぐ隣がキャンプ場になっている。練習場の脇はハイキングコースである。そんな環境のためか、小野GCのクラブハウスは山小屋をイメージして造られた。建設当初から建物の周囲をヒマラヤスギで囲み、森の中の小屋を強調している。増設した男性ロッカーの地下部分を除き、地形に沿って階段はあるものの、基本的に平屋造りである。

 高い方からレストラン、事務所・フロント、ロッカーの順に並んでいるわけです。1番のティグラウンドと10番のティグラウンドへ、正確に等距離の位置にハウスが建っているのも特徴でしょう。プレーヤーの動きを考えてのことと思います。内装としては、あまり気がつかないかもしれませんが、レストランは、網代張りという竹を編んだ天井になっています」(黒本洋一支配人)

 レストランは窓も千鳥格子になっており、天井の細工とのバランスがいい。一見目立たないが、落ち着いた雰囲気作りには効果大だ。動線的にも、フロントからロッカーへ下がると、そのままマスター室やスタートテラスに続いている。コースから戻ってくれば、階段を使わずにレストランに入ることが出来る。上手に自然の段差を使っている。



ハウス外観 スタートテラスとマスター室"
クラブハウスは、3年に1度はすくというヒマラヤスギに囲まれている スタートテラスとマスター室。地下を除いて、このハウスの最も低いゾーンとなる
プロショップ レストラン
男性ロッカー室の手前にあるプロショップ 和風の佇まいが落ち着きとゆとりを感じさせるレストラン。10卓
女性浴室 男子浴室
女性の風呂場。浴室の内装は暖色系に統一されている 男性の風呂場。隣接する鴨池の脇にある


つづく
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ゴルフ場セミナーより転載

ゴルフ場の運営に携わる専門家向けに発行されている、ゴルフダイジェスト社発行「ゴルフ場セミナー」誌のカラー企画「クラブハウス探訪」からの転載です

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