ゴルフダイジェスト出版案内>クラブハウス探訪

クラブハウス探訪
ミサワ瀬戸内ゴルフリゾート  11/21 更新
このゴルフ場情報へ

 経験値を分析し 機能性と景観を追求する

フロントロビー

所在地/広島県竹原市吉名町831
電 話/0846-23-4141
開 場/平成13年5月1日
コース/18H 6801Y P72
ハウス設計/ミサワホーム(株)
ハウス施工/ミサワリゾート(株)
延べ床面積/2800平方m
構造/鉄筋コンクリート

クラブハウスの使い勝手は、出来てみるまでなかなか分からないもの。しかし、系列コースを複数もつグループゴルフ場なら、情報を集めることも容易だし、経験値を分析すれば、より一層いいハウスができるはずだ。そんな理想的な思惑を形にしたのが、ミサワ瀬戸内ゴルフリゾートのハウスである。直系8コースの支配人アンケートや現場の意見を集約し、機能性と景観を追求して造られたシンプルなハウスだ。

このハウスには、構造的な特徴と環境保全と省エネを考えた設備的な特徴の2面がある。構造的には、対岸の四国をも望める瀬戸内海に面した景観美への配慮、また、極力、従業員の動線を短くすることによる使い勝手のよさが挙げられる。 「シーサイドコースという立地から、内装はピンク系を基調にし、外観は南欧風の建物としました。もちろん、海に面した部分は全面ガラス張りとして景観を強調しました。一方で、事務室とマスター室は背中合わせとし、リネン関係を除いて集約させました」(小野英明支配人)

 外観は、正面から見るとリゾートらしい雰囲気でインパクトもある。だが、内部は意外なほどコンパクト。1階ロビーは確かに広々しているが、そこにフロントもショップもラウンジソファーもオープンな雰囲気で配置されている。2階にはレストランとコンペルームがあるだけで、ゴルファーにも余計な動線はない。

 もうひとつの環境保全と省エネ施設だが、これはさすがにグループの意見を集めただけあって、エコアイス、蓄熱式ヒートポンプ、電化厨房と最先端の設備を有している。また、特に設計上、こだわったという気密性が、より熱効率を上げ、諸設備の効果を高めているという。



ハウス外観 スターティングロビー"
コース側から見たハウス外観 スターティングロビー。広い1階ロビーの奥にある。ロッカーからスタートテラスへの途中のため、待ち合わせなどに使われる。ここからは、手前のグリーンと先の海とのコントラストがすばらしい
レストラン テラス
レストランからの眺望は抜群。瀬戸内海とその島々、対岸の四国まで望める。18卓、72席 レストランには広いデッキテラスがあり、春から秋にかけて天気のいい日は利用も可能だ
ロッカー 男子浴室
ロッカーは男女同形で、男性183本、女性63本、兼用22本 脱衣室は男性用には珍しく、脱衣スペースと洗面スペースを分けている。浴室からも海が望める 


つづく
back 竹岡GC 2002年11月号
目次
小野GC 2003年1月号 next
特集目次●2012年7月号
競技開催で、イメージ&知名度アップ
コンプライアンスは大丈夫ですか?
DM&メルマガでプロモーション
夏に備える送風機ノウハウ&カタログ
 
ゴルフ場セミナーより転載

ゴルフ場の運営に携わる専門家向けに発行されている、ゴルフダイジェスト社発行「ゴルフ場セミナー」誌のカラー企画「クラブハウス探訪」からの転載です

ゴルフ場セミナーへのメールはseminar@golfdigest.co.jpへどうぞ
 
このページのトップに戻る top